3月

3月7日の誕生花〜ラッパズイセン(トランペット・ナルキッソス)〜

今日は3月7日。
サウナの日だそうです。
公益社団法人日本サウナ・スパ協会が制定した記念日で、日付は3と7で「サウナ」と読む語呂合わせにちなみます。

そんな3月7日の誕生花は、
「ラッパズイセン」
というお花です。

今日はこのラッパズイセンについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

喇叭水仙

ラッパズイセンは、地中海沿岸原産のヒガンバナ科スイセン属の耐寒性多年草です。
副花冠の長さが花弁の長さ以上のものをラッパズイセンと呼びます。
日本には明治末期に渡来したとされています。

早春に厚みのある細く平たい葉を20cmから50cmほど延ばします。
その後花茎を伸ばし、花茎の先端に1個花を咲かせます。
開花時期は3月から4月で、花色は黄色、白色、オレンジ色などです。
花の中心の大きく黄色(オレンジ色)の筒状の副花冠も印象的です。
暖かすぎる環境では花が咲かないため、沖縄では開花しません。
開花すると、透明感のある甘い香りを漂わせます。

西ヨーロッパで広く分布しており、ウェールズでは国花として制定されています。
スイセンの歴史は深く、古くはギリシア神話にも登場します。
花言葉も神話に由来しているものがついています。

◆花言葉

・報われぬ恋

ギリシア神話に出てくる美少年ナルシッサスの伝説に由来しています。
若く美しいナルシッサスの美貌は多くの人を恋に落としましたが、彼は全ての恋心を冷淡に拒否しました。やがてナルシッサスの他人を傷つける行いが女神の怒りを買います。女神は、他人を愛せないナルシッサスに対して、彼が自分自身しか愛せなくなる呪いをかけました。
女神の呪いを受けて水面に映る自分の姿に恋をしたナルシッサスは、報われない恋にやがて衰弱していき、湖のほとりで息絶えました。ナルシッサスの死んだ場所にスイセンが一輪咲いていたことから、スイセンには「報われぬ恋」という花言葉がつきました。
このことから、ラッパズイセンにもスイセンと同じ花言葉がついています。

・尊敬

ラッパズイセンはウェールズの国花ということもありこの花言葉がついています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所で育てます。
粘土質の土壌よりも砂質土壌を好むので、水はけが悪い場合は、パーライトや軽石などを加えて土壌改良します。

・水やり

庭植えの場合は、ほとんど不要です。
しかし、冬の間も生育し続けているので、土壌がひどく乾いた場合は水やりします。
鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

・肥料について

用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておき、その後は芽が出る11月頃にリン酸分の多い液体肥料を施します。
花後にお礼肥として、カリ分の多い液体肥料か、三要素等量の肥料を置き肥します。

・主な病害虫

ウイルスによるモザイク病が発生し、葉に黄色いすじ状の斑が入ることがあります。
ウイルス病治療はできませんが、主にアブラムシが媒介するので、アブラムシの防除をしっかり行います。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸