2月

2月20日の誕生花〜マーガレット(モクシュンギク)〜

今日は2月20日。
歌舞伎の日だそうです。
慶長12年2月20日(旧暦)、出雲阿国が江戸城において将軍徳川家康や諸大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露したことにちなみます。

そんな2月20日の誕生花は、
「マーガレット」
というお花です。

今日はこのマーガレットについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

木春菊

マーガレットは、カナリア諸島原産のキク科アルギランセマム属の常緑多年草です。
日本には明治時代の末期にヨーロッパから伝わって来たようです。

草丈は1m程に生長します。
葉は細く尖端がギザギザと尖っているのが特徴です。
花は白の一重咲きのシンプルなものの他、八重咲きのものや丁字咲きのもの、花色にはピンクや黄色などもあります。
開花時期は3月から4月で、中央が黄色で花びらが白色のものが最も多く出回っています。
原種だと一重咲きのものしかありません。

40cm以下の矮性のマーガレットも多く出回っており、手入れが簡単で毎年咲くことから、ガーデニングによく利用されます。
他の花と共に寄せ植えしても可愛らしく仕上がります。

マーガレット、といえばまず思い出されるのが、恋占い。
恋占いとは、花びらを1枚ずつちぎって「好き、嫌い、好き、嫌い・・・」と繰り返し、最後の1枚が「好き」であれば、自分の思い人も自分のことを思ってくれている、という占いです。
ヨーロッパなどでは「愛している、少し愛している、とても愛している、まったく愛していない」という4択にして、占いの言葉を繰り返すそうです。
この恋占いに主に使われる花がマーガレットです。
ただ、この占いにはヒミツがあります。
マーガレットの花びらは基本的には奇数なので、「好き」から始めれば「好き」で終わることがほとんどです。
なので、本当は「恋を占う」というより、「恋(の告白)を応援してくれる」花なのかもしれません。

◆花言葉

・心に秘めた愛

好きな人の気持ちを占うところからつけられた花言葉です。

・恋の行方

恋占いの結果にその行方かかっていることからつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

鉢植えの場合は、12月から4月ごろまでは、日当たりのよい室内で管理します。
寒風の当たらない南向きの日だまりを選んで、霜よけを行えば、戸外で冬越しさせることもできます。
5月から11月までは、日当たりのよい戸外で管理します。
高温多湿を嫌うので、梅雨どきは長雨の当たらない風通しのよい場所へ移動させ、梅雨明けから8月までは半日陰で管理してください。
庭植えの場合は、南向きの日だまりなど、寒風の当らない日当たりのよい場所に植えつけます。
水はけが悪い場合は、土を盛ったり、腐葉土などをすき込んだりすると良いです。
12月から2月は、霜よけを施してください。

・水やり

秋から春は土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
夏は乾かし気味に管理します。
開花中は花に水がかからないように注意しましょう。

・肥料について

植えつけ時に元肥としてリン酸分の多い緩効性肥料を施します。
春と秋に置き肥として緩効性肥料を施し、気温の低い11月から4月はすぐに吸収される液体肥料を施します。
生育の止まる夏は肥料を施しません。

・病気と害虫

病気:立枯病

連作すると、立枯病が発生しやすくなります。
30℃を超える日が続くと多発しますが、乾かし気味にすると発生しにくくなります。

害虫:アブラムシ、ヨトウムシ

展開中の若い葉にアブラムシが発生します。
室内で冬越しさせると、気づかないうちに大発生していることもあります。
見つけしだい、防除してください。
ヨトウムシは春と秋に多く発生します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸