2月

2月16日の誕生花〜カーネーション(オランダセキチク)〜

今日は2月16日。
寒天の日だそうです。
長野県茅野商工会議所と長野県寒天加工業協同組合によって制定されました。
由来は2005年のこの日、NHKテレビ『ためしてガッテン』で寒天が取り上げられたことにちなみます。

そんな2月16日の誕生花は、
「カーネーション」
というお花です。

今日はこのカーネーションについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ジャコウナデシコ

カーネーションは、地中海沿岸原産のナデシコ科ナデシコ属の常緑性多年草です。
日本には江戸時代初期以前に輸入され、アンジャベルまたはアンジャと呼ばれていたようです。
名前の由来は諸説あります。
花の原種が肉(肌)のような色をしていたため、肉(ラテン語:carn)の色の花という説の他、ギリシャ語で王冠の意味がcoronaといい、シェイクスピアの時代に冠飾りの(coronation flower)に使われこれが転訛したもの、あるいは戴冠式を意味する語のコロネーション(coronation)が訛ってカーネーションとなったとの説もあります。

数多くの園芸品種があり、現在も作られ続けて増えています。
高さは低いもので15cm、高いものだと120cmにも生長します。
開花時期は3月から5月、9月から11月ですが、品種によりまちまちです。
花色は黒紅色、紅色、桃色、白色、黄色、橙色、赤紫色など実に多彩で、絞りや模様入りなどもあります。
園芸品種は華やかな八重咲き品種が多いですが、原種は一重咲きだったそうですよ。

カーネーションはキクやバラと並ぶ生産高を誇る花卉植物であり、ハウス栽培で周年供給している。
しかし、最も需要が伸びるのは母の日の5月前後である。
また、切り花のイメージが強いが最近では鉢植えの品種も普及している。

◆花言葉

・純粋な愛情、無垢で深い愛

カーネーションが母の日に贈られる花であることが由来だそうです。
母の日は1910年にウェストバージニア州で始まり、徐々にアメリカ全土に広まっていったとされています。
1914年には正式に「母の日」として制定されました。
ウェストバージニア州の知事が、「5月の第2日曜日を母の日にする」と宣言するに至った背景には、アンナ・ジャービスの働きかけがあったと言われています。
アンナの母親であるアン・ジャービスは、かつてアメリカの南北戦争で負傷兵のケアを行っていました。
この女性は負傷兵の衛生状態を改善する「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げ、敵兵のケアも献身的に行っていたとされています。
アンが亡くなった2年後の1907年5月12日に、娘のアンナは亡き母を追悼する会を教会で行い、母が好きだった白いカーネーションを参加者に配りました。
これが「母の日」の起源と言われており、アンナの行動によって白いカーネーションが母の日のシンボルと認識されるようになりました。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

庭植え、鉢植えを問わず、日当たりがよく、乾燥した気候を好み、高温多湿や長雨には弱い性質をもっています。
蒸れや病気には弱いので注意します。
カビなどによる病気が発生しやすいので、風通しのよい場所がよく、雨が続くときは軒下などの雨よけできるところが適しています。
また、日照不足は蕾が開かずにしぼんでしまいがちです。
暑さ寒さに耐えられますが、高温期は乾かし気味に管理して蒸れに注意し、冬は強い寒風に直接当てないようにします。

・水やり

鉢植えは用土が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。
与える時は鉢底から水が流れ出るくらい与えてください。
用土の多湿は根腐れしやすくなります。
乾燥には比較的強いのですが、発蕾期、伸長期には水分を多く必要とするので、庭植えの場合も水切れに注意します。

・肥料について

夏の高温期を除いて、定期的に施します。
緩効性化成肥料の置き肥なら月に1回、液体肥料の場合は月に3回くらいが目安です。
成長の盛んな春と秋には肥効が途切れないようやや多めに施してもかまいません。
庭植えの場合も同様の肥料を施しますが、鉢植えよりも少なめで十分です。

・病気と害虫

病気:灰色かび病、ウイルス病、立枯病など

灰色かび病は早めの防除を心がけ、花がらや枯れ葉は取り除いておきます。ウイルス病や立枯病はほかの株にうつらないよう隔離して焼却処分するのがよいでしょう。

害虫:アブラムシなど

アブラムシが発生したら早めに防除しましょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸