12月

12月28日の誕生花〜ミカン(蜜柑)〜

今日は12月28日。
身体検査の日だそうです。
1888年のこの日、文部省(現・文部科学省)がすべての学校に生徒の身体検査の実施を訓令したことにちなみます。

そんな12月28日の誕生花は、
「ミカン」
というお花です。

今日はこのミカンについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

温州蜜柑

ミカンは、インド原産のミカン科ミカン属の常緑低木です。
日本へは室町時代に中国から渡来し、他の柑橘系に比べて甘かったことに由来します。
まるで蜜のように甘い果物という意味で、蜜柑と呼ばれるようになりました。

5月頃に見頃を迎え、白くて香りの良い可憐な花を咲かせます。
花径は約3cmで、約2~3週間咲きます。
ジャスミンのような爽やかで甘い香りが漂います。
秋から冬の寒い時期に元気なオレンジ色の甘くてすっぱい果実を実らせます。

コタツにみかんといわれるくらい冬の家族団らんの象徴ですが、柑橘類の中では最もなじみのある種類です。
実つきがよく育てやすいことや、手で簡単に皮がむけるので手軽に食べやすい果物のひとつでもあり人気です。

◆花言葉

・純白

枝いっぱいに咲いて甘く香る小さい花のきわだった白さからつけられています。

・親愛

タネがなく包丁を使わずに果皮をむいて、みんなでこたつを囲んで食べられることからきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たり良好で、水はけのよい土壌、風が強く吹きつけない環境を好みます。
地植えのミカン栽培に適しているのは、年平均温度が15℃以上ある温暖な地域です。
零下5度を下回るような環境では育ちません。
霜に当たると株が弱って枯れてしまうので、地植えにするなら関東以南の地域が適しています。

・水やり

ミカンの苗木を植え付けた直後は、毎日たっぷり水やりしてください。
それ以降は表面の土が白く乾いたらたっぷり水やりします。
ただし、4月から9月までの乾燥時に日照りが続くようなら水やりが必要です。

・肥料について

常緑樹で1年中葉を付け続けるため、常に養分を必要とします。
地植え、鉢植えともに、定期的に肥料を与えましょう。
目安としては、元肥3月、追肥6月、お礼肥10月の年3回、緩効性の化成肥料か有機質肥料を株もとに置き肥してください。

・主な病害虫

病害の少ない樹木ですが、害虫の被害には十分気をつけましょう。
ハダニがつくことがありますが、防除にはケルセン剤等が有効です。
幹から木くずが出ていたら、ゴマダラカミキリムシの産卵を疑いましょう。
カイガラムシや、エカキムシの発生にも注意が必要です。


主な引用・参考元
GreenSnap