2月

2月15日の誕生花〜パーロット咲きチューリップ〜

今日は2月15日。
春一番名付けの日だそうです。
安政6年(1859年)旧暦2月13日、壱岐郷ノ浦の漁師53人が五島沖で突風に遭い全員が死亡する事故がありました。
それ以前から、郷ノ浦の漁師の間では春の初めの強い南風が「春一」と呼ばれており、これが「春一番」の語源とされていることにちなむようです。

そんな2月15日の誕生花は、
「パーロット咲きチューリップ」
というお花です。

今日はこのパーロット咲きチューリップについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

鬱金香

パーロット咲きチューリップは、地中海沿岸から中央アジア原産のユリ科チューリップ属の多年性球根植物です。
春に咲く代表的な球根植物で、古くから日本でも身近で親しまれてきました。
名前は、この植物の学名「トゥーリパ(Tulipa)」に由来しています。
現在では、交配が重ねられてたくさんの種類がありますが、意図的ではなく突然変異で現れた代表的な系統のひとつがこのパーロット咲きと呼ばれるものです。

花びらの縁が細かく切れ込み、フリル状に波打つことが特徴的です。
花びらの形がオウム「パーロット(parrot)」に似ていることからパーロット咲きと名前がつきました。

切り花として生けると、つぼみの時と開いてきた時の印象がかなり変わります。
開いてくると、花の頭が垂れてくるものが多いので、その垂れたラインに合わせて花瓶を変えてみるのもおすすめです。
球根を購入する際は、堅く締まった大きな球根で、黒っぽい斑点などがない肌のきれいなもの、発根部が変色していないものを選びます。
根が出ている球根は選ばないようにしましょう。

◆花言葉

・秘めた感情

突然変異から誕生した品種であることからつけられた花言葉です。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所で育てます。庭植えの場合は、水はけがよいところで、連作はできるだけ避けます。
植えつけの2~3週間前に、1㎡当たり堆肥1kgと苦土石灰100gをよくすき込んでおきます。

・水やり

球根植えつけ時に水やりをしたあとは、庭植えの場合は雨にまかせます。
鉢植えの場合は鉢土の表面がよく乾いたときにたっぷりと水やりします。
次年も咲かせたい場合は、花後も葉が枯れるまでは、土が乾かないように水やりを続けます。

・肥料について

用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。
12月中旬くらいにも緩効性化成肥料を追肥します。

・病気と害虫

病気:かいよう病、褐色斑点病、モザイク病

かいよう病は、発芽直後に葉に灰白色の小さな斑点が現れ、やがて葉の表面が縮れます。
発病した株は抜き取ってください。
褐色斑点病は、葉に黄色の小さな斑点が現れて大きくなり、ひどくなると葉が枯れます。
花には白色から褐色の斑点が現れます。雨が多いときに発生しやすく、発病した株は抜き取ります。
モザイク病は、葉に淡い黄緑色のモザイクが現れます。赤い花弁には白い筋が入ります。

害虫:アブラムシ

春先にアブラムシがつくことがあるので注意します。


主な引用・参考元
LOVEGREEN