10月

10月6日の誕生花〜ベゴニア・センパフローレンス(シキザキベゴニア)〜

今日は10月6日。
国際協力の日だそうです。
1954年のこの日に、日本が初の援助国としての国際協力として、途上国への技術協力のための国際組織「コロンボプラン」に加盟したことにちなんでいます。
外務省と国際協力事業団 (JICA) によって1987年に制定されました。

そんな10月6日の誕生花は、
「ベゴニア・センパフローレンス」
というお花です。

今日はこのベゴニア・センパフローレンスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

四季咲きベゴニア

ベゴニア・センパフローレンスは、ブラジル原産のシュウカイドウ科ベゴニア属の半耐寒性多年草または一年草です。
花が10℃以上の気温があれば咲き続けるため、シキザキ(四季咲き)ベゴニアとも呼ばれています。
1828年にヨーロッパに紹介されてから盛んに改良が重ねられ、現在見られるような小形化された草姿となりました。

緑葉の品種と銅葉の品種があり、白やクリーム色の斑が入る斑入り品種も流通しています。
草丈20cmから60cm程に成長し、株はこんもりと茂ります。
茎や葉は多肉質で非常に背が低くく、地面をよく被覆します。
また葉には光沢があり英名でワックスベゴニア(wax begonia)と呼ばれる由来となっています。

開花時期は4月から10月で、花期になると、茎の頂部に近い葉の付け根から花茎を伸ばし、花径2cmから4cm程度の花を多数咲かせます。
花茎は2又分枝を繰り返しながら雄花を咲かせ、最後に雌花を房状に咲かせて枝垂れます。
花色は赤、ピンク、白で、一重咲きの他、八重咲品種もあり、八重咲き品種は小さなバラのような愛らしい花を咲かせることから人気があります。

園芸ではコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたり、花壇や植え込みに並べて植えたり縁どりしたりと様々な形で利用されています。

◆花言葉

・片思い

丸っこいハート形の葉が左右対称でなく、少しゆがんだような形をしていることからつけられています。

・あなたは親切

春から霜が降りるまでの長い間、花を見せてくれる花つきのよさからきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと風通しのよい場所で育てます。
春から日ざしに慣らしてきた株は夏の強い直射日光にも耐えますが、急に強い日ざしにさらすと葉焼けを起こすので、夏の間は建物の東側などで管理します。
また、梅雨明けの前後で環境をがらりと変えると、一時的に見苦しくなりますが、軽く切り戻しておけば、秋には回復します。
耐寒性はないので、晩秋まで楽しんだら処分するか、あるいは霜が降りる前に室内に取り込み、日当たりのよい窓辺で管理すると冬越しします。

・水やり

庭植えの場合は、植えつけ後にたっぷりと与え、その後は雨にまかせます。
ただし、真夏は表土がよく乾いたら、早朝にたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりします。
真夏と冬の水やりは過湿にならないよう注意します。

・肥料について

用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。
夏と冬を除き、生育旺盛な株には緩効性化成肥料を置き肥するか、液体肥料を施します。
生育が衰えている株には肥料は施しません。

・病気と害虫

病気:灰色かび病、うどんこ病

長雨の時期には灰色かび病が、春と秋にはうどんこ病が発生しやすいので、株が蒸れないように注意し、湿度が高いときには葉にかからないように水やりします。

害虫:アブラムシ

春と秋にアブラムシが発生しやすいので注意します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸