今日は9月23日。
不動産の日だそうです。
全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)によって1984年に制定されました。
日付は、秋に不動産取引が活発になる時期であることと、「ふ(二)どう(十)さん(三)」の語呂合せから。
そんな9月23日の誕生花は、
「ピレスラム」
というお花です。
今日はこのピレスラムについてご紹介します。
◆特徴
ピレスラムは、バルカン半島原産のキク科ヨモギギク属の耐寒性多年草です。
日本には明治初年に導入され、戦前は北海道や広島、岡山などで盛んに栽培され世界第1位の生産量を誇る重要な輸出品目でした。
キク科の植物は薬用の効果があるものが多いのですが、ピレスラムは殺虫効果を持っています。
このことから別名ではジョチュウギク(除虫菊)とも呼ばれます。
高さ45cmから100cm程に生長し、葉は互生して2回羽状に深く裂けます。
長い花茎の先に3cmほどの大きさの頭状花序をつけます。
辺花は白色、中心の筒花は黄色です。
花形がマーガレットのようで見た目も可愛いので家庭での栽培におすすめの花です。
殺虫成分として知られるピレトリンは花の中心部にあり、満開時に一番多くなります。
人間や動物にはほとんど毒性を示しませんが、昆虫に対しては殺虫力があると言われます。
コンパニオンプランツとして植えるのもおすすめです。
コンパニオンプランツ
コンパニオンプランツとは、育てたい野菜や花のそばに植えることでよい影響をもたらす植物のことをいいます。
別名、「共栄作物」「共存作物」とも呼ばれます。
コンパニオンプランツを植えることで、病気や害虫の被害にあいにくくなる、生育がよくなる、風味や味がよくなるといった作用があります。
野菜の場合は、農薬や化学肥料の使用量を減らすこともできます。
◆花言葉
・忍ぶ恋
訪れたら危険な目にあうことがわかっていて、白い花の汚れのない美しさに想いを寄せずにいられないことからつけられたとされています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりのよい場所を好みます。
日照不足になるとひょろひょろになり花付きも悪くなります。
耐寒性は強いですが、高温多湿による蒸れに弱く夏はどうしても弱りがちです。
茎葉が混み合った箇所は間引いて風通しをよくしましょう。
・水やり
多湿に弱いので、水のやり過ぎに気をつけましょう。
水は土の表面が乾いてから与えます。
・肥料について
肥料は苗を植え付けるときにあらかじめ土に混ぜ込んでおきます。
その後、生長の様子を見ながら液体肥料をときどき与えます。
・主な病害虫
アブラムシが発生することがあります。
見つけ次第早めに駆除します。
主な引用・参考元
・ヤサシイエンゲイ