今日は8月27日。
ジェラートの日です。
日本ジェラート協会によってアメリカで同映画が公開された1953年のこの日が記念日に制定されました。
映画『ローマの休日』の中で、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が、イタリア・スペイン広場の階段でジェラートを頬張るシーンが、ローマを訪れる観光客の定番デザートコースとなったことにちなみます。
そんな8月27日の誕生花は、
「タイム」
というお花です。
今日はこのタイムについてご紹介します。
◆特徴
タイムは、ヨーロッパ原産のシソ科イブキジャコウソウ属のハーブです。
種類が多く、立ち上がり上に伸びる立性のもの(コモンタイム)と這うように生育する匍匐性のもの(クリーピングタイム)に分かれます。
名前の由来には諸説あります。
1つは、ギリシア語で消毒を意味する「Thuo」が語源で、その効能にちなんでいるという説。
もう1つが、古代ギリシア・ローマ時代に勇気や気品の象徴とされていたことから、ギリシア語で勇気を意味する「thumus」が語源となったという説です。
草丈15cmから30cmほどの常緑性の低木で、細い幹の先につく4mmから20mmの葉は、ハーブとしてよく利用されています。
香りは種類や品種によってそれぞれ個性があり、柑橘系の香りから、甘い香り、清涼感のあるものまで多様です。
開花時期は4月から6月で、白やピンク、紫などの色の花を咲かせます。
タイムに含まれるチモールとオイゲノールという成分には殺菌作用があるとされています。
そのため、消毒薬や歯磨き粉、うがい薬など様々な生活用品にタイムの精油が使われています。
◆花言葉
・活発、行動力、あなたの姿に感動する
冬の寒さによって枯れてしまうものの、根をはり続けて春には新しい芽を出す強い性質からつけられました。
・勇気
古代ギリシアで勇気や気品の象徴とされていたことにちなみにます。
・清潔感
古代エジプトでは、ミイラの防腐剤として利用されていたことが、由来だそうです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たり、風通しがよく、比較的乾燥した気候を好みます。
水はけのよいやせ地でよく育ち、砂利混じりの場所や石組みの間などの植え込みに向きます。
特に夏の高温期の多雨多湿に弱く、株が蒸れて枝葉が枯れたり、株が腐ったりすることもあります。
冬期は積雪下でも大丈夫です。
・水やり
多湿にならないよう、鉢植えでは、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
庭植えでは、一度根づいてしまえばほとんど必要ありません。
・肥料について
鉢植えでは、生育促進のため、春と秋の成長期に施します。
それぞれの季節に1~2回置き肥をするか、月5~6回液体肥料を施すと、花つきもよくなり、ハーブとして若い新鮮な茎葉も多く収穫できます。
庭植えでは、ほとんど必要ありません。多肥は根腐れの原因になります。
・主な病害虫
高温多湿の蒸れに注意すれば、ほとんど見られません。
日当たりと風通し、用土の水はけがよいことが大切です。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸