今日は8月17日。
プロ野球ナイター記念日です。
1948年のこの日、横浜ゲーリッグ球場で日本初のナイター・巨人対中部(現在の中日)戦が行われたことにちなみます。
「ナイター」という言葉が使われたのもこの時が初めてだったそうです。
そんな8月17日の誕生花は、
「ダリア」
というお花です。
今日はこのダリアについてご紹介します。
◆特徴
ダリアは、メキシコから中央アメリカ原産のキク科ダリア属の多年生球根植物です。
名前は、スウェーデンの植物園園長のアンデシュ・ダール氏の名前にちなみます。
日本には天保12年(1842年)にオランダ船によってもたらされたとされています。
花姿がボタンに似ており、和名ではテンジクボタンと名づけられています。
当時は外国から入ってきた花の名前には、テンジク(天竺)とよくつけたそうです。
ダリアの球根は丸く先の尖った玉ねぎの様な形ではなく、楕円形に細長い形をしています。
植えつけるときはどちらから芽が出てくるかをよく観察して植えないと、全く芽が出てこない状態になってしまいます。
草丈は種類によって様々ですが、50cmから150cm近くまで伸びる物もあります。
150cm以上伸びるダリアは支柱がないと倒れてしまうので支柱を立てる必要があります。
開花時期は7月から10月頃です。
真夏は花が少し休みますが、長い期間花を楽しむことができます。
花のサイズは、超巨大輪、巨大輪、大輪、中輪、小輪、極小輪と色々あり、丈も高性から矮性まであります。
咲き方も多種多様で、最近は切り花としても流通が年々増えている花です。
花色も白、橙、ピンク、赤などの一重や八重の花を咲かせ、まさに多種多様です。
◆花言葉
・気まぐれ、移り気、不安定
フランス革命のあとの不安定な時代に流行したのが由来だそうです。
・華やかな恋
太陽の光を受けてきらきら透きとおるような花の豊富な色彩とバラエティに富んだ花形から連想してつけられたそうです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
原産地では熱帯の高地で、夏は冷涼、冬は温暖な気候です。
春から夏に雨が多く、冬は乾季となる地域で、日当たりと水はけのよいところに育ちます。
一見日本でも似たような気候ですが、日本の夏は高温となるため、葉は茂っても花が咲きにくく、多く咲くのは秋に入ってからです。
冬場は地中の球根で越冬しますが、凍結や多湿を防ぐため、場所によっては掘り上げて春まで貯蔵する必要があります。
生育中はできるだけ半日以上は日の当たるところが理想的。
夏の高温を避けるため、特に鉢植えであれば、日陰へ移動させるか日よけをしておくのが安全です。
・水やり
球根植物なので乾燥には耐え、滞水は球根を腐らせます。
庭植えでは極端に乾く場合以外はほとんど必要ありませんが、鉢植えは、生育中水切れしないよう十分与えます。
蕾が見えてから開花中は、特に乾燥に注意します。
・肥料について
花を咲かせるには肥料分を必要とします。
元肥のほか、5月と9月頃に追肥をします。
鉢植えは、真夏を除いて定期的に月3回ぐらい液体肥料を施すか、月1回の置き肥を施します。
・病気と害虫
病気:ウイルス病、うどんこ病、灰色かび病など
花色に異常が生じるウイルス病は回復しないので、ほかの株に伝染しないよう処分します。
生育中は葉の表面に白い粉をふいたようなカビが生えるうどんこ病、花がらや枯れ葉などにカビが生える灰色かび病に注意し、早期に防除します。
害虫:アブラムシ、ハダニ、メイガ類
生育初期から夏にかけて発生するアブラムシやハダニは日ごろから観察し、早期発見、早期駆除が大切です。
地際の茎に入るメイガ類も早めに防除します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸