今日は7月17日。
東京の日と呼ばれます。
1868年(慶応4年)のこの日(旧暦、新暦では9月3日)、明治天皇の詔勅により「江戸」が「東京」に改称されたことにちなみます。
漢字表記は「東京」にこそ決まりましたが、読み方については特に決まりがなく、初めは「とうきょう」ではなく「とうけい」と発音することも多かったそうです。
その後、国語の教科書で「東京」の振り仮名が「トーキョー」と表記されたことにより、混在がなくなっていったそうです。
「江戸」から「東京府」、さらには「東京市」と呼び方が変わり、今の「東京都」となったのは、太平洋戦争下の1943年(昭和18年)のことだそうです。
そんな7月17日の誕生花は、
「ルリタマアザミ」
というお花です。
今日はこのルリタマアザミについてご紹介します。
◆特徴
ルリタマアザミは、キク科ヒゴタイ属の多年生植物です。
地中海沿岸やアジアに広く分布します。
名前の由来は、つぼみがハリネズミのようにトゲトゲしいことからつけられました。
学名ではエキノプス「Echinops」と呼び、これはギリシャ語ので「ハリネズミのようだ」という意味です。
初夏から夏の間に、まん丸の蕾をたくさん伸ばして、神秘的な薄紫色や青色の花を咲かせ、また、葉や茎は白緑色で、非常に印象の強い植物です。
草丈は50cmから250cmと高く、長く伸びた先に直径5cmから10cm程の青紫や白の花を咲かせます。
葉には深い切れ込みが入り、先端にトゲがあります。
また、裏にはうっすらと産毛が生え、特徴的な花姿が印象的な植物です。
花持ちも5日から10日程と長いことから、切り花やドライフラワーに利用されます。
◆花言葉
・傷つく心
ハリネズミの針のようにとがった苞(ほう)が集まって、チクチクしそうな花の印象からきています。
・鋭敏
球状のつぼみの突き出た鋭いトゲ(苞)にふれると、痛そうなところからつけられたようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
耐寒性、耐暑性共に強く、全国で栽培できます。
直根性で、ゴボウのような太い根が地中深く伸びます。
そのため、根がしっかり張れるように深く耕せる場所が適します。
高台や石組みの上など、少し盛り土したところもよく、砂利が混じった場所でもよく育ちます。
乾燥には強いのですが、多湿には弱く、日当たりと水はけがよいことが大切です。
水はけが不十分だと、高温多湿の時期や、雨天が続いたときに根腐れしやすくなります。
・水やり
太い根が地中深く伸びるので、庭植えではほとんど水やりの必要はありません。
鉢植えでは、用土が乾いたらたっぷりと与えます。
・肥料について
やせ地でも育つ植物です。
花つきや生育を促進させるには、秋と早春に肥料を施します。
緩効性化成肥料を株のまわりにまき、鉢植えではさらに4月から5月に液体肥料や置き肥を施します。
石灰分を好むので、苦土石灰を植えつけ時に土に混ぜておくほか、毎年秋か早春に株のまわりに少量まいておくと生育がよくなります。
・病気と害虫
病気:うどんこ病
日当たりと風通しが悪いと、うどんこ病などが出ることがあります。
害虫:フキノメイガ
茎の地際部分にフキノメイガの幼虫が入ることがあります。
見つけたら早めに防除します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸