今日は7月11日。
ラーメンの日だそうです。
日本で最初にラーメンを食べたとされる徳川光圀の誕生日にちなんでいて、「7」をレンゲに、「11」を箸に見立てて日本ラーメン協会によって制定されました。
そんな7月11日の誕生花は、
「ミント」
というお花です。
今日はこのミントについてご紹介します。
◆特徴
ミントは、ユーラシア大陸原産のシソ科ハッカ属の総称です。
多くの種は多年草ですが、一年草の種も存在しています。
名前の由来は、恋のもつれから姿を変えられた妖精ミントが草になっても芳香を保ち続けたというギリシャ神話に由来します。
開花時期は、初夏から夏にかけての7月から9月です。
開花期は香りが一段と強くなります。
ただし、葉をたくさん収穫するためなら、花は咲かせず、摘芯や切り戻しをします。
こうすることで、成長に必要なエネルギーを花ではなく葉や枝の成長に回すことができます。
尚、咲いた花はドライフラワーにする活用方法もあります。
ミントは挿し木や株分け、種まきで増やせます。
ただし、ミントは交雑しやすいので、種まきしても元の株と同じ香りがしない場合があります。
確実に同じ香りのものを増やしたい場合は、挿し木か株分け、また水挿しで増やします。
挿し木のやり方
挿し木に使う部分は茎の頭10cm程度で切り、土に入る部分の葉は取り除きます。
しばらく水につけて水を吸わせてから新しい土に挿します。
水挿しのやり方
ミントを水につけて発根させる方法です。
水につかる部分の葉は、必ず取って最低2節から3節は水につかるようにして花瓶やコップに入れておきます。
これは、葉っぱが水につかっていると、水が腐りやすくなるためです。
また、根が出るのは節からなので、節のある部分が水につかっていることが根を出すためのポイントです。
しばらくすると根が出てきます。
根っこが出た茎を鉢やポット苗に植え替えます。
しばらくは直射日光の当たらない、風通しのよい日陰で管理すると、新しい芽がでてきます。
芽が出てきたら、根付いた証拠ですので、通常の管理場所に移してください。
地下茎で増えていきますが、地上部分もツルを出して増えていきます。
匍匐枝(ほふくし)と呼ばれていて、株元から伸びたツルの葉っぱの下が発根して根付き新しい株として増えていきます。
鉢の中に誘導しておかないと鉢から外に飛び出して、地面に接地するとしばらくすると根付いてしまいます。
◆花言葉
・美徳
香りのよい葉がハーブティーや料理、香辛料、入浴剤、薬用などに使われ、花が庭の彩りに、幅広く使われることからつけられたようです。
・かけがえのない時間
ミントは、寒い冬のあいだ地上部の葉っぱや茎が枯れたようになくなります。
ですが、土のなかでは根っこが生きていて、春からの芽吹きのためにじっと力を蓄えています。
ミントの春夏秋冬の季節に合わせて、精力的に生きる様子からつけられたようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
やや湿り気がある肥沃な土を好みます。
庭では、日当たりから日陰まで適応できます。
鉢植えでは、夏に日当たりがよすぎると鉢土の乾燥が早まり水切れしやすいため、半日陰に移動させます。
・水やり
水切れすると下葉が落ちて、葉の収量が減ります。
夏は用土の乾燥を防ぐために株元に腐葉土などでマルチングをして、乾かしすぎないように水やりします。
・肥料について
庭植えも鉢植えも、元肥として緩効性化成肥料を施します。
切り戻しや収穫のあとには、水やり代わりに薄めの液体肥料を追肥します。
・病気と害虫
病気:さび病
さび病にかかることがあります。
害虫:ヨトウムシ類とシャクガ類の幼虫、ハッカハムシ
初夏から秋にかけてヨトウムシ類とシャクガ類の幼虫やハッカハムシがつくことがあります。
見つけた場合は割りばしやピンセットで掴んで捕殺しましょう。
主な引用・参考元
・LOVEGREEN