7月

7月5日の誕生花〜ペンステモン(ツリガネヤナギ)〜

今日は7月5日。
穴子の日だそうです。
穴子のトップシェアを誇る、大阪に本社を置く株式会社グリーンフーズが制定した記念日です。
日付は穴子の旬が夏であり、ビタミンAやカルシウムが豊富で夏バテに効果的であることと、7と5で穴子の「なご」の語呂合わせになることからこの日が選ばれました。

そんな7月5日の誕生花は、
「ペンステモン」
というお花です。

今日はこのペンステモンについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

赤色のペンステモン

ペンステモンは、オオバコ科ペンステモン属の常緑多年草です。
釣鐘のような花が穂状についている花が多く、立性から匍匐性など性質は様々です。
花名は、ギリシャ語の「ペンテ」と「ステモン」が合わさったものが由来とされています。
ギリシャ語で「ペンテ」は「5」、「ステモン」は「雄しべ」を意味します。
ペンステモンの花からちらりと見える雄しべの様子からつけられたものです。
ただし、ペンステモンの本当の雄しべは4本です。
後一本は、花の内部に、雄しべとは別に「仮雄ずい」と呼ばれる器官を持っていて、一見すると雄しべのように見えるものを含んだものです。

花丈は品種によって矮性のものから高性のものまで色々あり、寄せ植えや花壇などに使われているものもあります。
ペンステモンは本来は多年草ですが、日本のようなムシムシした高温多湿の夏は苦手なため、一部の品種は秋まきの一年草として扱われています。
園芸種として流通している品種もとても多く、品種によって開花している期間が違うのでプランツタグなどで確認が必要です。

開花時期は、6月から9月頃です。
ペンステモンの花は釣り鐘のような筒状で、ぷっくらんとした花姿をしています。
色は、白やピンク、紫、赤などさまざまです。
ペンステモンが風に揺れる姿はまるで熱帯魚がスイスイと泳いでいるよう。

◆花言葉

・あなたに見とれています

ボリュームのある長い花穂が満開になったときの美しさからつけられたとされています。
可憐な花が群がり咲くペンステモンの美しい姿に由来するともいわれます。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日照量が多く、比較的乾燥した気候を好みます。
日陰や湿地では育ちません。
夏の蒸れに弱いので、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。
レイズドベッドや石垣の上なども利用できます。
乾燥気味であればかなりの暑さにも耐えます。
また、一部の園芸品種を除いて、開花するためには冬の低温が必要です。
暖房した室内では咲かないことがあります。

・水やり

乾燥に強く、多湿には弱いので、用土が乾いてからたっぷり与えるようにします。
春の伸長・開花期は十分な水分を必要とするので、やや多めがよいでしょう。

・肥料について

鉢植え、庭植えとも、秋涼しくなってから施します。
春は早めがよく、6月以降は肥料分が残らないようにしておきます。

・主な病害虫

大きな病気には罹りづらいですが、高温多湿の蒸れと長雨には注意してください。
また、生育期間中にアブラムシが発生することがあります。
おもに植物の新芽やつぼみに群生して、植物の汁を吸い、生育を阻害します。
さらに、ウィルス病を媒介するため植物にダメージを与え、大量のアブラムシに侵された植物はやがて枯れてしまします。
早期発見が大事なので、注視しつつ、見つけたら駆除しましょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸