7月

7月4日の誕生花〜ハマナス〜

今日は7月4日。
梨の日だそうです。
鳥取県東郷町(現在の湯梨浜町)の「東郷町二十世紀梨を大切にする町づくり委員会」が2004年に制定した記念日です。
七(な)四(し)で「なし」の語呂合せにが由来です。

そんな7月4日の誕生花は、
「ハマナス」
というお花です。

今日はこのハマナスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ハマナス

ハマナスは、バラ科バラ属の落葉低木です。
ロシア東部から韓国、日本の海岸沿いに自生します。
名前の由来は、果実がナシの実に似ることからハマナシと呼ばれ、それがなまってハマナスと呼ばれるようになりました。

草丈は1mから1.5m程に成長します。
枝先には細かいトゲがあり、花は晩春から夏にかけて紅紫色の花を咲かせ、とてもよい芳香を持つことが特徴です。
また原種のバラの一つでもあり、現在出回っているモダンローズの一つハイブリッド・ルゴサ系のバラは、ハマナスが持つ強い耐寒性の性質を受け継いでいます。
果実は頂部にがく片を残したまま2.5cm程になり、秋に赤く熟します。
実は甘酸っぱい味がしますが、生食よりもジャムなどに加工するのにむいています。

刺が多いため家庭に植栽されることは少ないですが、低温と潮風に強いため海岸の公園緑地などでよく見られます。
花色や花形の異なる変異が多く、また欧米では品種改良が行われ、花を観賞すると同時に香水の原料にするための園芸品種が多く開発されています。

◆花言葉

・照り映える容色

砂浜に群生して、澄んだ海の青さに映える紅紫色の美しい花の姿からつけられたそうです。

・悲しくそして美しい

夏の間次々と美しい花を咲かせても、一日花のはかなさから連想してつけられています。

・旅の楽しさ

北国の海岸を訪れると短い夏の訪れを告げて咲く紅紫の愛らしい花が迎えてくれることからつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりを好みます。
水はけがよい土であれば土質は選びません。
地植えにする場合は掘り上げた土に砂質土を混ぜ込むと水はけよく栽培できます。
また鉢植え用に配合する場合は赤玉土、鹿沼土、腐葉土を混ぜます。

・水やり

鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
地植えの場合は根づいた後は水やりの必要はありません。

・肥料について

寒肥えとお礼肥えの年に2回施します。
寒肥えは有機肥料を中心に施し、お礼肥えは緩効性化成肥料を施します。
原種のバラなので多く施す必要はありません。

・病気と害虫

病気:うどんこ病、黒星病
うどんこ病になると、葉や茎などに白い粉をまぶしたようにカビが生えてしまいます。
黒星病は、葉や枝に褐色、黒褐色などの斑紋を生じ、やがて落葉する病気です。

害虫:アブラムシ、シンクイムシ、ハダニ
ハダニは葉の裏に寄生して、汁液を吸う虫です。
汁液を吸われた部分は白い点になり、範囲外広がると白くかすれたように見え、やがて落葉してしまうので注意が必要です。
早めに殺虫剤を散布して駆除しましょう。
シンクイムシはメイガの幼虫で、主に果実を食害します。
見つけたら捕殺すると共に、食害された果実を取り除きましょう。
アブラムシは新芽や葉の裏に寄生して、汁液を吸います。
繁殖が非常に早く、放っておくと植物が発育不良に陥るため注意が必要です。
また、病気を媒介する間接的な被害もあります。早めに殺虫剤を散布して駆除しましょう。


主な引用・参考元
GreenSnap