今日は6月24日。
ドレミの日だそうです。
由来は、1024年のこの日にイタリアの修道士グイード・ダレッツォが「ドレミファソラシ」を利用した階名唱法を考案したことからきています。
そんな6月24日の誕生花は、
「アストランティア」
というお花です。
今日はこのアストランティアについてご紹介します。
◆特徴
アストランティアは、ヨーロッパ中部から東部が原産のセリ科アストランティア属の多年草です。
別名「マスターウォート」と呼ばれています。
ヨーロッパでは古い栽培の歴史があり、イングリッシュガーデンでは必ずと言っていいほど植栽される植物です。
一方で日本での歴史は浅く、切り花や花壇用の苗が流通するようになったのはごく最近です。
冷涼な気候の水辺などに群生する植物で、暑さに弱く、暖地での夏越しは困難です。
葉は掌状で深く3~7裂し、長い葉柄を持ちます。
葉に白い斑が入る品種もあります。
夏以降は普通の緑葉になりますが、新葉に入る斑が非常に美しい品種です。
開花時期は5月から7月頃にかけてです。
背丈は30cmから60cm程になり、花期になると、長く伸ばした茎を上部で分枝させ、2cmから3cmの半球状の花序を出して花を咲かせます。
花弁のように見える部分は総苞と呼ばれるつぼみを包んでいた葉で、実際の花は中心部分に小さく半球状に集まって咲いています。
小花の一つ一つからは雌しべが突出しています。
線香花火を思わせるような繊細な風情は、草花が群れ咲くナチュラルガーデンにぴったりです。
◆花言葉
・愛の渇き
アストランティアが非常に渇きやすい性質を持つことに由来します。
また、アストランティアは結婚式用のブーケにも使用されることがあります。
新婦が結婚式で投げるブーケをキャッチしたい女性の姿が、まるで花言葉である愛の渇きを追っているように見えたことからつけられたようです。
・星に願いを
ギリシャ語で「星」を意味する「アストラ」に由来する名前を持ったアストランティアが、星のように美しい姿をしていることにちなみます。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
涼しく湿り気のある場所を好みます。
熱帯夜が長く続くような地域では栽培が難しく、株もふえず、なかなか大きく育ちません。
あまり地表面の温度が上がらないような風通しのよい半日陰を選びます。
植える土は、山野草用の用土を使いて、水はけよく、かつ乾かさないようにすることが大切です。
冬は寒さに合うことが必要です。
寒冷地では育てやすく、乾燥にさえ注意すれば日なたから半日陰まであまり場所も選ばずに、数年は植えっぱなしでも毎年よく咲きます。
・水やり
乾燥させると株が弱るので、用土が乾き始めたらたっぷり水を与えます。
水温の上昇は、根腐れ、株腐れの原因となります。
鉢植えのものは、夏の間、日陰に置き、朝か夕方に水やりするのが安全です。
・肥料について
秋涼しくなってからと、早春に緩効性化成肥料を施します。
夏の高温期は、肥料分が残らないようにしておきます。
1月から2月に寒肥として、緩効性の肥料を施しておくのもよいでしょう。
・主な病害虫
セリ科の植物を食害するケムシがつきやすいので防除します。
また、水はけが悪いとネコブセンチュウの被害を受けることもあります
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸