今日は6月22日。
かにの日だそうです。
五十音順で「か」の文字が6番目、「に」の文字が22番目に登場することに加え、一般的な星座占いでかに座がこの日に始まることが由来です。
かに道楽を運営するJRI株式会社かに道楽によって、1990年に制定されました。
そんな6月22日の誕生花は、
「キングサリ」
というお花です。
今日はこのキングサリについてご紹介します。
◆特徴
キングサリは、ヨーロッパ中南部原産のマメ科キングサリ属の小高木です。
和名の由来は、英語名のgolden chainをそのまま和訳したものです。
英語名の由来は、次の2つが合わさったものとされています。
キングサリは黄色い花を咲かせる植物で、黄色い花がキラキラと光って金色に見えることから「golden」と名づけられました。
また連なって花を咲かせる様が鎖のように見えることから金色の鎖「chain」となり、キングサリという名前になりました。
成長すると、高さ5mから7m程にまで成長し、寒冷な環境では10mにもなります。
開花時期は5月から6月で、1つの枝に花をたくさんつけることが特徴です。
花の色は黄色で、マメ科特有のふっくらした花を咲かせる特徴もあります。
枝が下垂するため、たくさん開花している時期では、黄色のカーテンのように見えるのも特徴の1つで、黄色い藤のような美しい植物です。
マメ科の植物ですので、花後はマメができます。
ただし、種子には毒があるため、食べることはできません。
このことから、中国では、キングサリは「豆毒」と呼ばれています。
毒性は主にシチニンというアルカロイドで、大量に摂取すると、嘔吐や痙攣などの症状が出ます。
◆花言葉
・さみしい美しさ
キングサリは垂れ下がって花を咲かせます。
花は黄色で美しいですが、下垂する姿はうつむいているように見え、さみしそうにも見えることからつけられたようです。
・相思相愛
花が連なって開花する様子が仲良く黄色い小さな花が並んでいるようにも見えることからつけられました。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日がよく当たる場所を好みますが、夏の強い西日は当たらないよう心がけます。
水はけがよければ特に土質は選びません。
・水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
庭植えで植えつけから2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。
・肥料について
庭植えは1月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。
鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。
ただし、庭植え、鉢植えともにチッ素分は控えめにします。
・病気と害虫
病気:胴枯れ病
ほとんど病気にかからない植物ですが、稀に胴枯れ病の症状が出る場合があります。
胴枯れ病は、過度に剪定したり太い枝を切るとかかりやすくなります。
切り口に殺菌剤などを塗って予防をしましょう。
害虫:アブラムシ、カイガラムシ、テッポウムシ
このような虫が付いてしまったら、見つけ次第殺虫剤で駆除をしましょう。
虫が付かないために、日ごろから風通しの良い環境を作ることが大切です。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸