今日は6月19日。
ロマンスの日だそうです。
日本ロマンチスト協会が制定した日で、「本当に大切な人と極上の1日を過ごす」ことを推奨しています。
「ロマン(6)チッ(1)ク(9)」の語呂合せからこの日が選ばれました。
そんな6月19日の誕生花は、
「アガパンサス」
というお花です。
今日はこのアガパンサスについてご紹介します。
◆特徴
アガパンサスは、ユリ科の多年草です。
学名では、Agapanthus(アガパンサス)と表記されます。
これはギリシャ語で愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が語源となり、愛らしい花の美しさからこの名前が付けられました。
南アフリカが原産で種類は10~20種あり、その性質は大変丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく植えられています。
冬でも葉が枯れない常緑種と、枯れて休眠する落葉種の2タイプがあります。
また、その2つの中をとった性質の種もあり、それらは中間タイプと呼ばれます。
地中には茎が肥大して球根のようになった根茎があります。多肉質で水分のたっぷり含んだ太い根をもっています。
開花時期は5月下旬ごろから7月頃です。
光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のような放射状の涼やかな青い色の花を毎年咲かせます。
花形は花筒の短い盃状のものから細長い花のもの、星形のように切れ込みの深いものや、ラッパ状の花形など、バラエティーに富んでいます。
草丈、株張りともに1m以上になる大型種から、小鉢でも育てられる草丈30cmくらいの小型種まであります。
非常に強い品種で、植えっぱなしでほとんど手がかからないので、公園などの花壇やコンテナの植え込みに利用され、また切り花としてフラワーアレンジメントにも使われています。
◆花言葉
・恋の訪れ
花の名前の由来である愛の花からつけられました。
・恋の季節
淡い青色の打ち上げ花火のような花のロマンチックな雰囲気からつけられたそうです。
・知的な装い
青紫色のひときわ涼しげで美しい花の姿が由来とされています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりと水はけのよいところが適します。
環境への適応能力も高く、土質もほとんど選ばず、かなりの乾燥にも耐えます。
日陰でも育てられますが、花つきは悪くなります。
常緑種は比較的温暖な地域に適し、耐寒性の強い落葉種は寒冷地に適します。
鉢植えの場合は、落葉種も凍結しないよう防寒が必要です。
種類によって草丈や葉の大きさ、株張りが大きくなるので、場所やスペースに応じて、品種を選びます。
・水やり
太い根が地中深く張り、乾燥にも強いので、庭植えの場合はほとんど不要です。
ただし、軒下などの雨が当たりにくいところでは、土の乾き具合を見て水やりを行います。
鉢植えは、用土が乾いたらたっぷりと与えます。
特に春の成長期はやや多めに与えるとよいでしょう。
・肥料について
やせ地でも育つ丈夫な草花です。
庭植えの場合は、植えつけ時に堆肥や腐葉土をよく混ぜておけば、肥料は施さなくてもよいくらいです。
生育促進や花つきを多くするためには、春と秋に少量施すとよいでしょう。
鉢植えは、4月から6月と9月から10月に月1回の置き肥、または月3回くらいの液体肥料を施します。
・主な病害虫
病気はほとんどありませんが、水はけが悪く常に湿った状態では根腐れを起こします。
また、柔らかい蕾には、アブラムシなどがつくことがあるので防除します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸