今日は6月14日。
手羽先記念日だそうです。
名古屋市で手羽先店チェーン「世界の山ちゃん」を展開する株式会社エスワイフードが制定した記念日です。
1981年の「世界の山ちゃん」の創業記念日が由来にです。
そんな6月14日の誕生花は、
「アジサイ」
というお花です。
今日はこのアジサイについてご紹介します。
◆特徴
アジサイは、世界で広く親しまれている日本産の落葉低木で、梅雨どきに咲く代表的な花木です。
日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。
アジサイの名は、広義には、アジサイ属(ハイドランジア属)のうち、椀状や円錐状の花序をつける植物の総称として使われています。
丈夫で育てやすく、乾燥しないように気をつければ鉢植えでも庭植えでも容易に栽培することができます。
西洋アジサイ、ガクアジサイともに、品種、形、色の種類が豊富です。
次々に新品種が登場してくるので、追いつけないほどです。
アジサイの育て方は、翌年も花を咲かせるための剪定にコツがありますが、基本的には簡単です。
剪定する目安は、株の半分程度の高さです。
剪定する際には、花が咲いた枝のみ剪定してください。
花がつかなかった枝は翌年は花が咲くのでそのまま残します。
もし秋まで剪定せずに花を残した場合は、花から2節下に芽があることを確認し、芽の2cm程度上で芽を切らないように剪定してください
樹高は1mから2m程にまで成長し見応えがあります。
葉は対生し、葉身は厚く光沢があり、葉脈のはっきりした卵形です。
周囲は鋸歯状になっており、やや大ぶりです。
花（萼）の色はアントシアニンという色素によるもので、アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれています。
これに補助色素とアルミニウムのイオンが加わると、青色の花をつけます。
アジサイは土のpHによって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。
小学校などで理科の実験の時に使ったリトマス試験紙の色変化とは逆なので間違いのないように。
アルミニウムが根から吸収されやすいイオンの形になるかどうかに、pHが影響するためだそうです。
土が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し青色、土が中性やアルカリ性であればアルミニウムは溶け出さずアジサイに吸収されないため、花は赤色となるという仕組みです。
青色の花をつけたい場合には、過リン酸石灰や硫安を施すとよく、赤色であれば、消石灰や苦土石灰を施し中性から弱アルカリ性にするとよく発色します。
一度植え付ければ、長い間花を楽しめる寿命の長い植物で年々花数が増えて見事な株になります。
最近ではアジサイは鉢花、切り花の他、ドライフラワーとしても人気があります。
◆花言葉
・移り気、浮気
咲き始めの淡い黄緑色から白、そしてピンクから青、紫碧色と、花色がだんだんと変化することをたとえています。
・冷淡、あなたは美しいが冷淡だ
涼しげに変化した花の盛りの青や藍の花色の印象からつけられています。
・辛抱強さ
梅雨の曇り空に映えて、花が長く咲くことからつけられています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
耐陰性もありますが、花つきをよくするには日当たりのよい場所が適します。やや湿り気のある肥よくな土壌を好みます。
・水やり
庭植え、鉢植えともに水切れには注意します。土が乾きすぎるようだと生育や花つきが悪くなります。
・肥料について
寒肥は3月までに有機物（堆肥など）と草木灰を混ぜたものを株の周囲に施し、開花前の5月ごろに油かすなどを施します。
・病気と害虫
病気：うどんこ病、灰色かび病
植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。
うどんこ病は5月から6月と9月から10月に発生しやすい病気で、症状の出始めは白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。
灰色かび病は、梅雨時期に特に発生します。
花弁に褐色の小さなシミ状の斑点ができたり、茎や葉に灰色のカビが生えます。
日当たりや風通しをよくすることが大切です。
害虫：ハダニ
ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。
暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。
また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。
数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。
主な引用・参考元
・LOVEGREEN
