6月

6月11日の誕生花〜ライラック〜

今日は6月11日。
傘の日と呼ばれています。
日本洋傘振興協議会が1989年に制定した日で、この日が「入梅」になることが多いことからつけられたそうです。
今年は例年よりも早い梅雨入りのようですが。。。

そんな6月11日の誕生花は、
「ライラック」
というお花です。

今日はこのライラックについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ライラック

ライラックはヨーロッパ生まれの落葉花木です。
一般に親しまれているライラックという名称は英名で、日本でも呼ばれているリラという名称は、フランスでの名称です。
耐寒性が強く、花期が長く、冷涼な地域の代表的な庭園木で、北海道では公園木や街路樹としても植えられています。
ライラックはフランス語ではリラ、和名ではムラサキハシドイと呼ばれます。
なお、ハシドイは日本に自生する近縁種の落葉小高木のことです。

ライラックの仲間はヨーロッパ、コーカサス、アフガニスタン、中国に約30種類の仲間が知られている樹木です。
その中でもヨーロッパ原産のウルガリス種を指してライラックと呼ぶのが一般的です。
高さが4mから8m程にもなる小高木で、冬は落葉します。
日本には明治時代中期に渡来しました。
寒さに強く、北海道を中心として北国の代表的な花木として知られています。

ライラックの葉はハート形、花は円錐形に小花が房咲きになります。
開花時期は4月から6月にかけてで、花は枝先に穂状に多数つけ、甘い香りを持つ華やかで可愛らしい花を咲かせます。
香りが良いので、香水としても好まれ、世界中で愛されています。
枝を切って成長が止まった時点で香りがなくなってしまうものが多いようです。
花色は紫系の色を中心に、紫色、藤色、紅色、白色などがあり、咲き方も一重や八重があります。

ふつう花冠の先は、4つに裂けていますが、ときどき5つに裂けているものがあります。
これは「ラッキーライラック」と呼ばれ、恋のおまじないに使われます。

◆花言葉

・愛の芽生え

花名の語源になった紫色の花が初恋の象徴で、大きな花穂の下から順に咲きあがりながら甘く香る花の姿からきているようです。

・青春の喜び

春の一番気候のよいときに、枝先にたくさんの花が集うように咲く姿を、人生の春を過ごす青年にたとえてつけられたとされています。

・若き日の思い出

フランスやイギリスに憧れた若き日の追憶といった気持ちをこめて、花の香りとやわらかく美しい花の印象に与えられたものだそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

冷涼な気候を好み、特に夏の夜温が下がるところを好みます。
ですので、東北北部や北海道、本州の高原地帯が適地といえます。
日当たりを好みますが、西日には大変弱いので、植え場所には注意が必要です。
水はけのよい土壌を好みます。

・水やり

庭植えなど地植えの場合、ほとんど水やりの必要はありません。
ただし、植栽の南限地域(関東地方から東海地方)では、真夏は朝に水やりをします。
そのためにも水はけのよい土壌であることが必要です。鉢植えの場合も同様です。

・肥料について

早春(3月ごろ)と6月に、株の周囲に溝を掘り、鶏ふん、骨粉、油かすなどを施します。
鉢植えの施肥は、緩効性化成肥料を土に埋め込みます。

・主な病害虫

新芽にアブラムシが発生します。
また、風通しが悪かったり枝が込みすぎたりするとカイガラムシが発生します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸