6月

6月2日の誕生花〜ミムラス〜

今日は6月2日。
イタリアワインの日です。
イタリア大使館とイタリア貿易振興会が2007年に制定しました。
イタリアの祝日「共和国記念日」にあわせて、イタリアワインをPRするイベントが行われます。

そんな6月2日の誕生花は、
「ミムラス」
というお花です。

今日はこのミムラスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ミムラス

ミムラスは、北アメリカ原産のハエドクソウ科の多年草です。
ミムラスの仲間は、北アメリカ、アジア、オーストラリア、アフリカなど、世界に広く約150種が分布しています。
日本にも分布が確認されており、ミゾホオズキなど2種類が湿地などに自生しています。

多くの種が属するミムラス属ですが、主に栽培されるのは北アメリカに分布するミムラス・グッタツス種(M. guttatus)を元に作出された園芸品種です。
本来は多年草ですが、日本の気候では夏の暑さで枯れてしまうことが多いため、園芸上は秋まき一年草として扱うのが一般的です。

ミムラスの花期は4月から6月で、花期になると、上部の茎の葉の付け根から短い花柄を伸ばし、花径4~5㎝程度の花を咲かせます。
花色は、赤、オレンジ、黄色、ピンク、白があるほか、花弁に斑点の入る品種もあり、より派手な印象です。
花は基部が筒状で先端が浅く5裂した唇形で、トレニアの花によく似ています。
ミムラスという名前は、この花姿に由来します。
ラテン語で道化を意味する「mimus」、ギリシャ語で猿を意味する「mimo」から付けられ、道化師が歯をむき出しにして笑っている顔や、猿がおどけたような顔に花を見立てたものです。

葉は先の尖った卵形から楕円形で、茎に対生します。
茎は多数分枝しながら花を咲かせ、草丈20~30㎝程度に成長します。

◆花言葉

・笑顔を見せて

見る人を笑わせるようなおもしろく、おどけたユニークな花の形からつけられています。

・おしゃべり

あちこち向いて咲く花が隣の花と話をしているように見えることからつけられたそうです。

・静かな勇気

英国の医師Edward Bach博士が原種を発見したとき、水に流されそうな場所で、水しぶきを浴びながら花を咲かせていたことからつけられたとされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

もともとの自生地は半日陰の湿地などが多いのですが、園芸品種は日当たりがよいのを好みます。
日当たりの良い場所で育てた方が、茎が伸びすぎずにバランスのよい草姿になります。
日照不足になると茎が弱々しく伸びて、倒れやすくなるので気をつけましょう。
冬は霜の当たらない軒下など、最低限の寒さが避けられる場所に置いたほうが無難です。

・水やり

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
湿り気のある土壌を好み、乾燥に弱い性質です。
特に開花期の水切れには注意して下さい。

・肥料について

肥料はあまり必要なく、与えすぎると生長が良くなり過ぎ葉が茂って花が咲きにくくなります。
植え付ける際に土にあらかじめゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおけばあとは肥料は必要ありません。
生長が悪かったり葉の色つやが良くない場合は様子を見ながら液体肥料を与えます。

・主な病害虫

春先からアブラムシが発生しやすいので、見つけ次第駆除します。


主な引用・参考元
ヤサシイエンゲイ