4月

4月27日の誕生花〜セイヨウオダマキ〜

今日は4月27日。
哲学の日だそうです。
これは紀元前399年4月27日に、ソクラテスが毒杯をあおって刑死したことが由来しています。
なお、ソクラテスの妻クサンティッペが悪妻と言われていることから「悪妻の日」ともされている。

そんな4月27日の誕生花は、
「セイヨウオダマキ」
というお花です。

今日はこのセイヨウオダマキについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

セイヨウオダマキ群生

セイヨウオダマキは、キンポウゲ科オダマキ属の多年草です。
一般にセイヨウオダマキとして販売されているものはヨーロッパ産の野生種・セイヨウオダマキ(Aquilegia valgaris)と北アメリカ産の数種を交配したものです。
ヨーロッパでは古くから身近な植物で、中世の詩にもたびたび登場します。

高さは品種によりますが、20~90cm程に成長します。
葉には根出葉と茎葉の2種類があり、ともに1~3回3出複葉です。
根出葉には葉柄があります。

茎の先にふさ状に多くの花を咲かせます。
5月から6月に咲く花は色が非常に多彩で形もおもしろく、絵心をくすぐられます。
花は独特な形で、花弁状の萼片が5枚開き、花弁は中心に筒状に集まります。
花弁の下半部は袋状の細長い距となって萼片の間から花の後へ長く突き出します。
八重咲きの品種もあります。

◆花言葉

・愚か、暗愚

英名のコランバインが西洋の喜劇に出てくる道化師ハーレキンのあまり利口でない女房役の名前で、花が女房の手にしている盃に似ていることからつけられたそうです。

・勝利の誓い

西洋では昔、ライオンがオダマキの葉を食べるので、両手に葉をこすりつけると勇気がでると信じられていたことからつけられています。

・思い出の恋人

すらっとしてうつむき加減に咲く花の美しい姿から連想してつけられたとされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

午前中は日なた、午後は明るい日陰になる場所で栽培します。
7月から9月上旬の間は30~40%の遮光下に置いて葉焼けや高温障害を防ぎます。
冬は北風が当たらないような場所に置きます。
庭植えにする場合は、10~20cm盛り土した上に植えます。

・水やり

表土が乾いたら十分に与えます。
庭植えの場合は、晴天が続いて乾燥していない限り必要ありません。

・肥料について

植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、4号鉢で3つまみ施します。
3月から9月は、週1回、液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。
真夏の間は3000倍程度にしたほうが無難です。

・病気と害虫

病気:うどんこ病

主に夏前に発生します。
発生すると、葉の表面に白っぽい粉(胞子)が現れますので、葉ごとちぎって処分します。
被害がひどい場合は、一度葉を切り捨てて再生させます。

害虫:ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ

ヨトウムシは夜間に現れ、葉や若いつぼみを食害します。
5月前後と9月前後の春秋2回を中心に発生し、温暖な地域では1年中発生する場合があります。
ハダニは暑くなる夏を中心に発生し、葉が白くかすれたようになります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸