4月

4月25日の誕生花〜ビジョナデシコ〜

今日は4月25日。
世界ペンギンの日だそうです。
南極大陸に生息するアデリーペンギンが繁殖期を終えて海へ移動する途中、毎年この日頃にロス島のマクマード基地(アメリカ合衆国)付近に姿を見せることから、同基地の研究者がこの日を祝うようになったのが始まりです。

そんな4月25日の誕生花は、
「ビジョナデシコ」
というお花です。

今日はこのビジョナデシコについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ヒゲナデシコ

ビジョナデシコとは、昔から日本の庭先で見られる ナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属の耐寒性多年草です。
原産地は、ピレネー山脈からカルパティア山脈に至る南ヨーロッパ及びバルカン半島です。
ビジョナデシコの標準和名はアメリカナデシコですが、アメリカとは関係ありません。

真っ直ぐ伸びた茎の先端に、多数の花が固まるようにして咲きます。
萼が発達したものが髭のように見えるのでヒゲナデシコとも呼ばれます。
ナデシコの仲間の中でも特に花が美しく、丈夫で生育がよく、タネから育てても育苗が簡単なことから、よく栽培されています。
色とりどりの花が咲きそろうと本当に見事です。

開花時期は春から夏にかけてです。
桃色か赤色、白色か複色の小花を半球状に咲かせます。
草姿は直立し、高さは約90cmほどにまで成長し、葉は披針形です。

◆花言葉

・純粋な愛情

日本に入って来た際に、ナデシコの中でもこんなに美しい花は見たことがないと絶賛されたことから、「撫でし子の中でも美女」から「美女撫子」と付けられたと言われています。

・細やかな想い

小さく愛すべきものを愛児に見立てて『撫でし子』と呼ばれたのが語源とされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日照を好み、水はけのよいところが適します。
少なくとも半日以上は日光がよく当たるところで、蒸れないよう風通しをよくしておくことが大切です。
砂利混じりのところや、傾斜地、石垣の上など乾きやすいところでも育てることができます。
耐寒性の強い多年草ですが、高温期の多湿に弱く、また古株になるほど生育は衰えてきます。
種やさし芽で数年ごとに株を更新していくのがおすすめで、品種によっては一年草扱いもできます。
種や品種によって、草丈の高低や株の広がり方、性質の違いがあるので、場所や用途に応じて選んでください。

・水やり

乾燥には比較的強いのですが、生育・開花には十分な水分が必要です。用土が乾いたらたっぷり水を与えます。葉幅が広く、質が薄くて柔らかいタイプの品種では、乾燥させると下葉が枯れ上がりやすいので注意します。

・肥料

真夏と真冬を除き、成長期に月1回の置き肥をするか、または月3回ほど液体肥料を施します。四季咲き性の品種は、肥料が切れると花つきが悪くなるので、やや回数を多めに、こまめに施すようにします。

・病気と害虫

病気:灰色かび病、さび病など

株が茂り過ぎたり風通しが悪いと灰色かび病やさび病などが出やすいです。
花がら摘みや切り戻しを行い、株が蒸れないようにして対策をします。

害虫:アブラムシ

生育期を通じ発生ししだい早目に防除します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸