今日は4月13日。
喫茶店の日だそうです。
1888年のこの日、東京・下谷上野西黒門町に日本初のコーヒー専門店「可否茶館」が開店したことにちなんでいます。
そんな4月13日の誕生花は、
「サクラ」
というお花です。
今日はこのサクラについてご紹介します。
◆特徴
サクラはヨーロッパ・西シベリア、日本、中国など、主に北半球の温帯に広範囲に自生している落葉広葉樹の総称です。
日本では言わずと知れた花の一つで、一般的に春に桜色と表現される白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせることが多いです。
歴史的に日本文化に馴染みの深い植物であり、その変異しやすい特質から特に日本で花見目的に多くの栽培品種が作出されてきました。
このうち観賞用として最も多く植えられているのが、よく耳にするソメイヨシノです。
鑑賞用としてカンザンなど日本由来の多くの栽培品種が世界各国に寄贈されて各地に根付いています。
英語では桜の花のことを「Cherry blossom」と呼ぶのが一般的です。
ただ最近では、日本文化の影響から「Sakura」と呼ばれることも多くなってきているそうです。
サクラの果実はサクランボまたはチェリーと呼ばれ、世界中で広く食べられています。
日本では、塩や梅酢に漬けた花も食用とされています。
日本で国の天然記念物に指定されているサクラは、沖縄県から東北地方まで25都府県に39件あります。
このうち狩宿の下馬ザクラと大島のサクラ株は特別天然記念物に指定されています。
◆花言葉
・精神美
桜が日本の国花という位置づけから、日本国、そして日本人の品格を表すシンボルとして、美しさを託した言葉だそうです。
・優美な女性、純潔
桜の花のもつ美しさからイメージされたものだとされています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
サクラは、日当たりがよいところを好みます.
一方強い西日の当たるところはあまり好みません。
樹形は隣接する樹木などの影響を受けやすく、樹形がくずれやすい傾向があります。
特に日陰になる場所の枝は枯れやすく、枝と枝との間隔が広くなって、日光を求めて枝先が伸びていきます。
土は通気性、透水性がよく、肥よくで水もちのよいものを好みます。
強風の吹き抜けるような場所は好みません。
・水やり
庭植えでは、基本的に水やりは不要です。
ただし、夏に乾燥が続くときは、2週間に1回程度、朝のうちに水やりをします。
鉢植えの株への水やりは、夏場は1~2日に1回程度、朝のうちに行います。
・肥料について
植えつけるときに、植え穴の底部に元肥として化成肥料を堆肥に混合して入れ、軽く覆土しておきます。
晩秋から冬にかけて株の周囲に何か所か深めの穴を掘り、有機質肥料と緩効性化成肥料を混合したものを寒肥として穴の中へ施します。
肥料を地表に施してしまうと、根系が地表に上がってくるので注意します。
また、樹勢によっては花が終わった後に追肥をします。
・病気と害虫
病気:てんぐ巣病
ソメイヨシノをはじめ、エドヒガン系のサクラに多発します。
症状の現れた枝は深く切除します。
使用した刃物はよく殺菌して、次の作業を行います。
害虫:モンクロシャチホコ、コスカシバの幼虫
モンクロシャチホコは葉を食害し、コスカシバの幼虫は幹などに入って食害します。
葉を食害する昆虫は、集団が小さいうちに見つけて、捕殺します。
コスカシバは、根元付近の除草を行い、幹から出ているヤニを見つけ駆除します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸