今日は4月12日。
パンの記念日だそうです。
パン食普及協議会が1983年3月に制定した記念日で、1842年5月21日に伊豆韮山代官の江川英龍が軍用携帯食糧として作った乾パンが、日本で初めて焼かれたパンだといわれることが由来とされています。
また、毎月12日を「パンの日」としています。
そんな4月12日の誕生花は、
「ネメシア」
というお花です。
今日はこのネメシアについてご紹介します。
◆特徴
ネメシアは南アフリカを中心に約60種が自生する1年草もしくは宿根草です。
ネメシアとはネメシア属の植物のことですが、一般的にはネメシア属の中にある一部の品種とその園芸品種のことで、小さなランに似た花を株いっぱいに咲かせる草花のことを指すことが多いです。
日本では暑さに弱い1年草のものが広く普及していましたが、近年は耐寒性があり、涼しいところであれば夏越しができる宿根草が出回るようになりました。
草丈は15~40cmほどで、葉はギザギザしており小さめの緑色です。
伸びた茎の先に小さな花を連なって咲かせます。
株は茎の節目がやや長いものの、株元から枝分かれしてこんもり茂ります。
宿根タイプは淡い花色が人気で、一年草タイプはビビットな色合いのものが多いです。
花期が長く、丈夫で優秀な花です。
ただ、花をたくさん咲かせた株は勢いがなくなり、特に夏の高温期に枯れやすくなります
◆花言葉
・包容力
花茎を包むようにこんもりと咲く花姿からつけられたとされています。
・偽りのない心
すらりと伸ばした花茎の先をぐるりと囲んで咲き、どこから見ても同じように見える花から連想してつけられたとされています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
鉢植えは、1年を通して戸外で育てます。
9月から6月は日なた、7月から8月は風通しのよい半日陰、1月から2月は北風を避けられる南向きの軒下などの、暖かい場所に置きましょう。
夏は雨に当てないほうが、夏越ししやすくなります。
庭植えでは、日当たりがよく水はけのよい場所に植えましょう。
レイズドベッドやロックガーデンにも適します。
・水やり
鉢植えには、1年を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。
庭植えの場合は、雨が全く当たらないような場所でなければ、特に水を与える必要はありません。
・肥料
鉢植えでは、9月から10月と3月から6月の間に、薄めの液体肥料を2週間に1回施します。
濃い肥料を施すと、根が傷みやすくなるので注意が必要です。
庭植えでは、植えつけ時に緩効性化成肥料を元肥として施せば、追肥の必要はありません。
夏越しさせた株には、9月から10月に緩効性化成肥料を追肥しましょう。
・病気と害虫
病気:灰色かび病、ウイルス病など
灰褐色のかびで覆われる灰色かび病の発生は、10月から11月、3月から7月に見られます。
特に長雨時や、株が茂って風通しが悪いと多発します。
放置した花がらが発生源になるので、こまめに取り除きましょう。
風通しをよくすれば灰色かび病は改善しますが、改善が見られず、葉や茎が黒く枯れる症状はウイルスが原因である可能性があります。
この場合、周囲の植物にも伝染することがあるので、見つけ次第、株ごと抜き取って廃棄します。
使用したハサミなどの器具で伝染したり、スリップスやアブラムシなどの害虫が媒介することもあるので注意します。
害虫:アブラムシなど
3月から11月にアブラムシが発生することがあります。