3月

3月1日の誕生花〜ハクモクレン(ハクレンゲ)〜

今日は3月1日。
デコポンの日だそうです。
1991年3月1日に、デコポンが熊本果実連によって初めて出荷されたことから、日本園芸農業協同組合連合会によって制定されました。

そんな3月1日の誕生花は、
「ハクモクレン」
というお花です。

今日はこのハクモクレンについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

白木蓮

ハクモクレンは、中国原産のモクレン科モクレン属の落葉高木です。
花期になると真っ白な花を咲かせるのが特徴で、白い木蓮であることからこの名前がつけられました。
木蓮の花はハス(蓮)の花と似ています。
ハスは本来水辺ですが、白木蓮は樹木のハスということで「木蓮」となったそうです。
以前はハスではなくランに見えることから「木蘭」(モクラン)とも呼ばれたこともあったようですが、現在は木蓮に統一されています。

葉よりも花が咲く方が早く、開花時期は3月から4月で、寒い時期から蕾をつけます。
蕾の時期は長く、3ヶ月ほど続きいた後、開花時期が近づくと大型で厚みのある花弁を上向きにして咲かせます。
花は全開で開花はせずに、開き切らないままの状態が大きな特徴です。
花弁は6枚で、残りの花弁のように見えるものはガクです。
柔らかく大きい花弁で、花径も大きいです。
ガクと花弁はどちらも白く、区別がつきにくいため実際は9枚あるようにも見えます。
葉は長さ10cmから18cm程の卵形で、互い違いに生え、短い柄があります。

花が開花すると良い香りして、木全体にたくさん花が咲いた様子は、白い小鳥がたくさんとまっているように見えて美しいとされています。
モクレン属の植物の中では大型になり、樹高は10mから15mほどに成長します。
樹高が高く樹冠も大きいため、大きな木陰を作ってくれる樹木でもあります。
そのため、公園や広い庭の植栽、緑陰樹、西日よけなどによく利用されます。

◆花言葉

・自然への愛

青空に向いて枝先にたくさん咲く白い大きな花の姿が自然を謳歌しているように見えることからつけられたのでしょう。

・高潔な心

樹上に上向きに咲く白いハス(蓮)に似た、上品に香る気品ある花の美しさからつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと風通しの良い所を好みます。
日当たりの良い場所で育てたほうが、花付きも良くなります。
また湿り気のある肥沃な土を好みます。
よほどのやせた土地でなければ問題なく育ちます。

・水やり

地植えの場合は植え付け後に根付けば、その後水やりをする必要はありません。
鉢植えの場合は、根を伸ばしにくいので、こまめに水やりする必要があります。
鉢土を1cmほど指でほじり、土がさらっとした状態であれば、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをしましょう。

・肥料について

肥料を与える場合は、2月に寒肥として緩効性化成肥料や油粕や堆肥などの有機肥料を、9月に油かすと骨粉を混ぜた肥料を追肥します。
2月に与える寒肥は、活動期である春に樹木全体に栄養が行き渡るようにするためです。
また若木であれば、生長が著しくなる5月にも追肥の際同様、有機肥料を与えるとその後の生長がよくなります。

・主な病害虫

黒斑細菌病になることがあります。
土壌中や種に存在している細菌が飛散し、気孔、水孔、害虫の食害痕などから侵入して起こる病気です。
野菜などにも発生することが多いこの病気は、葉や花蕾などに黒褐色の病斑を生じ、次第に全体に拡大していきます。
進行すると、葉の奇形や根部の肥大が悪くなるなどし、健全な生長が困難になります。
予防法としては種を消毒しておいたり、植え付け後に殺菌剤を散布するほか、同属や同一作物の連作を避けることです。


主な引用・参考元
GreenSnap

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