今日は2月28日。
ビスケットの日だそうです。
全国ビスケット協会が1980年に制定した記念日で、安政2年(1855年)のこの日に水戸藩の柴田方庵が、ビスケットの製法を記した日本初の文書である「パン・ビスコイト製法書」を水戸藩に送ったことにちなみます。
また、ビスケットの語源がラテン語で「二度焼かれた物」という意味の「ビス・コクトゥス(bis coctus)」であることから、「に(2)どや(8)く」の語呂合せの意味も持たせているそうです。
そんな2月28日の誕生花は、
「フリージア」
というお花です。
今日はこのフリージアについてご紹介します。
◆特徴
フリージアは、南アフリカ原産のアヤメ科フリージア属の多年性球根植物です。
名前は、デンマークの植物学者エクロンによって、南アフリカで発見され、親友であるドイツ人医師フリーゼにちなんで名付けられました。
和名は浅黄水仙(アサギスイセン)と呼ばれ、これは日本に伝わった当時、薄黄色のフリージアがスイセンに似ていたことからつけられました。
しかし、現在ではあまり使われていないようです。
日本には江戸時代に入ってきて、昭和になってから全国的に広まりました。
草丈は30cmから50cmほどで、スイセンのような線状の葉を伸ばします。
花は小さなラッパのような形の2cmから4cm程の大きさの花を並べて咲かせます。
開花時期は早春の2月から6月で、他の草花に先駆けて花が咲きます。
一重咲と八重咲きがあり、花色や花形が豊富です。
黄色を主としますが、白色の他、品種改良でできたピンクや赤、青紫なども出回るようになりました。
香りの強い花で、その強さはキンモクセイやバラと並ぶといわれ、花の名前をうたった香水が多くあります。
花の色によって香りが違い、白色がキンモクセイのような甘い香りを、黄色は甘酸っぱい香りを漂わせます。
一般的には白色の香りが一番強く、色のあるもののほうが少し劣るといわれています。
◆花言葉
・純情、潔白、無邪気、優雅、天真爛漫
今では黄色、ピンク、オレンジ、紫と彩り豊かなフリージアですが、かつては白色のフリージアのみでした。
白色はウェディングドレスにも使われていることからもわかるように、純白や純情を表す色とされています。
この白色のイメージからつけられた花言葉です。
・親愛の情、感謝、友情
フリージアはデンマークの植物学者エクロンによって、南アフリカで発見され、エクロンは親友であるドイツ人医師フリーゼにちなんでフリージアと名付けられたことから、この花言葉がつけられたとされています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
冬には3℃以下にならない場所が理想で、鉢植えであれば、冬は軒下や室内など霜の当たらない場所へ移します。
暖地であれば庭植えも可能ですが、凍るようなところでは腐葉土などでマルチングをして防寒します。
連作を嫌うので、同じアヤメ科を植えた土壌を避けて植えつけます。
・水やり
土の表面がよく乾いたら、たっぷりと水やりします。
水のやりすぎは軟弱になり徒長しやすくなります。
特に、発芽したあとの冬は乾かし気味に管理します。
・肥料について
庭植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を1㎡当たり100g程度、鉢植えの場合は1リットル当たり3g程度用土に混ぜます。
3月中旬ごろに、液体肥料か化成肥料を規定量追肥します。
・主な病害虫
地際付近の葉(葉鞘)に褐色の斑紋が現れ、発病すると腐敗が進み、茎葉がしおれます。
連作すると発病しやすいので注意し、風通しのよいところで育てます。
発病したら、抜き取って処分します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸