2月

2月25日の誕生花〜ハナカイドウ(スイシカイドウ)〜

今日は2月25日。
箱根用水完成の日です。
1670年のこの日は、日本の土木史上重要な意味を持つ箱根用水(昔は深良用水)が完成した日です。
湖尻峠に約1200mのトンネルを掘って、芦ノ湖の水を富士山麓の村に導く用水で、深良村(現在の裾野市)の名主・大庭源之丞らが中心となって5年かけて完成させました。

そんな2月25日の誕生花は、
「ハナカイドウ」
というお花です。

今日はこのハナカイドウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

花海棠

ハナカイドウは、中国原産のバラ科リンゴ属の耐寒性落葉高木です。
江戸時代初期に日本に渡来し、花が美しいことからハナカイドウ(花海棠)と呼ばれるようになったといわれます。
また、花柄が長く花が垂れさがることからスイシカイドウ(垂絲海棠)という別名もあります。
英名ではHall’s crabappleと呼ばれるそうです。

樹高は5mから10m程に生長します。
葉は互生する単葉で、長さ3cmから8cm、幅2cmから4cmの楕円形です。
表面には光沢があり、縁には細かい鋸歯があります。
開花時期は4月から5月頃で、桜と入れ替わるようにして咲きます。
桜と似た姿でもあるのですが、花は開き切らずに半開きで咲きます。
つぼみの時期は紅く、開花時は淡紅色へと色が移ります。
その花姿は美人の代名詞にも使われるほど美しく、3cmから5cm程の半八重の紅色の花です。
9月から10月頃になると実が赤く熟します。

丈夫で枯れにくいことから庭木や盆栽として昔から広く親しまれてきました。
中国では古くからボタンに次いで広く愛好されています。

◆花言葉

・美人の眠り、艶麗

酔って眠る世界三大美女の一人とされている楊貴妃の姿をたとえた故事からつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所を好みますが、乾燥を嫌います。
また、強い西日の当たる場所も嫌います。
土壌は、通気性、水はけがよく、適度な湿度を保つ肥よくな土を好みます。

・水やり

庭植えであれば基本的に水やりは不要です。
鉢植えでは夏期に水切れを起こさないよう、朝と夕方、十分に水を与えます。

・肥料について

晩秋から冬にかけて油かすなどの有機質肥料と緩効性化成肥料を混合したものを施します。
また、花が終わったあとに化成肥料をお礼肥として施します。

・病気と害虫

病気:赤星病、うどんこ病

葉に発生する赤星病を防ぐために、赤星病の病原菌であるサビ胞子の中間宿主となるカイヅカイブキ、タマイブキなどビャクシン属の樹木を近くに植えないようにしてください。
また梅雨どきに発生するうどんこ病を防ぐには、日ごろから日当たりと風通しをよくしておきます。

害虫:アブラムシ、ハマキムシなど

春から秋にかけて、新芽付近にアブラムシ、葉にハマキムシなどが発生します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸