2月

2月24日の誕生花〜アイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)〜

今日は2月24日。
クロスカントリーの日だそうです。
1877年のこの日、統一ルールによるクロスカントリーの初めての大会がイギリスで開催されたことにちなみます。

そんな2月24日の誕生花は、
「アイスランドポピー」
というお花です。

今日はこのアイスランドポピーについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

シベリア雛罌粟

アイスランドポピーは、ヨーロッパ原産のケシ科ケシ属の多年草です。
高温多湿に非常に弱いため、秋まき一年草として扱われることが多いです。
シベリアで発見されたことにより、シベリアヒナゲシと呼ばれていましたが、発見されたシベリアの気候がアイスランドに似ていることから、アイスランドポピーと呼ばれるようになりました。
日本には大正時代初期に渡来したとされています。

葉は長楕円形で縁に不規則な鋸歯があり、株元でロゼット状に茂ります。
株元から多数の花茎を伸ばし、頂部に花径6cmから10cm程の花を一輪咲かせます。
開花時期は3月から5月で、花は美しい光沢のある薄い4枚の花弁を持ち、中心には多数の雄しべに囲まれた雌しべがあります。
雌しべの子房は特徴的な円筒形で、頂部には数本の筋が放射状に入ります。
花色は赤、オレンジ、黄色、白、ピンクなどがあります。

耐寒性が非常に高く、適した環境であれば放任でもよく花を咲かせます。
ただし、種が非常に細かい事や、移植を嫌う性質のため、種まきからの育苗は難易度がやや高めです。

◆花言葉

・慰め、やすらぎ

ギリシャ神話で眠りの神がつくったケシに似ていることからつけられています。
実りの女神デメテル(セレス)の力が疲労から衰えたので、眠りの神ヒュプノスは疲労回復のために、疲れを取り除き眠らせてあげようと、アヘンで知られるケシの花をつくったというお話が由来だそうですよ。

・思いやり

手に眠りの象徴のケシの実を持ち、眠りによってあらゆる生物に憩いと安らぎを与える眠りの神の優しさからきているのでしょうか。

・七色の恋

白や黄、ピンク、オレンジ、赤など色とりどりの華やかに咲く花に与えられたそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりの良い所で育てます。
湿気が苦手なので、水はけの良い土で乾燥気味に育ててください。

・水やり

地植えでは、根付いてからの水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、加湿が苦手なので鉢の表面の土が渇いたタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。

・肥料について

少ない肥料で育つ草花です。地植えのアイスランドポピーは、特に肥料を施さなくても育ちます。
逆に肥料が多すぎると、花つきが悪くなることがあります。
鉢植えでは、少なめに与えて様子を見ながら追肥しましょう。

・主な病害虫

春先に葉やつぼみがアブラムシに食害されることがあります。
見つけ次第薬剤を使用して駆除するか取り除いてください。


主な引用・参考元
LOVEGREEN