今日は12月21日。
バスケットボールの日だそうです。
1891年のこの日に、アメリカ国際YMCAトレーニングスクールにおいて、世界で初めてのバスケットボールの試合が行われたことにちなみます。
そんな12月21日の誕生花は、
「カサブランカ」
というお花です。
今日はこのカサブランカについてご紹介します。
◆特徴
カサブランカは、オランダ原産のユリ科ユリ属の耐寒性球根植物です。
名前はスペイン語でcasaは「家」、blancaは「白」という意味です。
「白い家」という名前が付けられた背景には、モロッコのある都市が関係しています。
モロッコにはカサブランカという都市があります。
白くて美しい家が立ち並ぶ、海沿いの街で、花のカサブランカも「白くて美しい」という共通点を持っているため、都市カサブランカと同じ名前が付けられたそうです。
葉は艶がある濃い緑色で、長さは15㎝ほど。先が細くとがったボート形をしています。
草丈1mから2m程に生長します。
蕾は下向きにつき、うつむきかげんに花を咲かせます。
開花時期は6月から8月頃ですが、6、7月頃が見頃の時期です。
球根植物なので、秋頃に植えて、冬の間に養分を蓄え、春頃急速に生長し、夏場に花を咲かせます。
完全に開花すると花径20㎝にもなり、甘くてスパイシーな強い芳香を放ちます。
花びらは、咲き進むにつれてくるりと外側にめくれていきます。
花もちが良く、上品で豪華な花姿から人気があり冠婚葬祭やプレゼントの花束にも多く使われます。
◆花言葉
・威厳
堂々として見る者を圧倒するような強い存在感のある花につけられています。
・雄大な愛
高く伸びたりっぱな花茎の先に咲く豪華絢爛な大輪の花のイメージからつけられたようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
長時間の直射日光や西日などの強い日差しが苦手で、半日陰や明るい日陰で管理します。
午前中に日が当たり、午後から日陰になるような環境が理想的です。
・水やり
球根は乾燥に弱い為、土の表面が乾いたら、朝と夕方にたっぷりと与えてください。
夏の日中に水やりをすると土の中で水が温まり根を傷めてしまいます。
開花時期は特に水を必要とする為、水切れしないようにすると開花も長く楽しむ事が出来ます。
・肥料について
新芽が出て来た頃に肥料を株元に与えます。
肥料は市販の球根用の肥料が適しています。
花が咲き始めた頃と満開になり終わりかける頃に追肥します。
花が咲き終わり、茎だけになった時に御礼肥を与え、夏に咲いて疲れた株に栄養を与え、翌年も咲く球根に育てます。
・主な病害虫
基本的に多湿が病気の発生原因になりやすいため、梅雨時期は特に置く場所・水やりに気を配ります。
新芽のうちはアブラムシがつきやすいのでついていないかを確認しましょう。
主な引用・参考元
・LOVEGREEN