今日は12月4日。
血清療法の日だそうです。
1890年12月4日、エミール・ベーリングと北里柴三郎が血清療法開発につながる破傷風とジフテリアの抗体を発見したことにちなみます。
そんな12月4日の誕生花は、
「アベリア」
というお花です。
今日はこのアベリアについてご紹介します。
◆特徴
アベリアは、中国原産のスイカズラ科ツクバネウツギ属の常緑低木です。
名前の由来は、19世紀に中国で植物を採集したイギリスの医師、博物学者クラーク・エーベル(Clarke Abel)の名前にちなみます。
和名のツクバネウツギ(衝羽根空木)の衝羽根は、がく片が実のところに残り、羽子板遊びのはね(衝羽根)に似ていることに由来しています。
枝いっぱいに小さな葉と小さな花を付けることが特徴です。
高さは1mから1.5m程で、こんもりとしたブッシュ状となるためコンパクトに保つこともできます。
開花時期は春から秋にかけてと非常に長く、暑い夏でも負けずに綺麗な花を咲かせます。
それぞれの花は小さいためほとんど香りはしませんが、花の塊に花を近づけるとほんのりと優しい香りがします。
花色は白やピンクなどとシンプルですが、葉の色はもっと豊富で、光沢のある緑色や、白斑やレモンイエローのような色の斑が入るもの、赤く色付くものなどが存在します。
最近ではカラーリーフとしての人気も集めています。
公園や道路沿いに数多く植栽されている様子を見ることが多い植物です。
庭木としての利用はまだ少ないのが実情ですが、コンパクトで好みの大きさに剪定することができるうえに、花が美しいのはもちろん、斑入りなど、葉の観賞価値の高い園芸品種もあっておすすめの花木です。
◆花言葉
・強運
生育が旺盛で、勢いよく伸びた新しい枝先に咲く花の姿に強い運勢をたとえたものだとされています。
・謙虚、謙譲
緑の葉にまぎれて花数のわりに白い花が小さく目立たないことからつけられたものです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
土質は特に選びませんが、水はけがよい場所が適しています。
花を咲かせるためには日なたで栽培します。
日陰では花が咲きにくくなります。
また、葉が傷むので、冬期の乾燥した冷たい風が当たらない場所を選びます。
・水やり
庭植えでは、特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には朝か夕方に水やりします。
鉢植えでは、表土が乾いたときに水やりします。
・肥料について
2月から3月の間に寒肥を、開花中盤の9月中旬に、緩効性化成肥料を施します。
・主な病害虫
病害虫はほとんど見られません。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸