7月

7月30日の誕生花〜スカビオサ(マツムシソウ)〜

今日は7月30日。
梅干の日だそうです。
和歌山県みなべ町の東農園によって制定されました。
「梅干しを食べると難が去る」と昔から言われてきたことから「なん(7)がさ(3)る(0)」の語呂合せにちなみこの日になったそうです。

そんな7月30日の誕生花は、
「スカビオサ」
というお花です。

今日はこのスカビオサについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

松虫草

和名ではマツムシソウ(松虫草)と呼ばれています。
高原のお花畑を彩るさわやかな花で、昆虫のマツムシが鳴くころに咲くのでこの名がつけられています。
元々高い山に自生していることから、霜が当たっても平気なほど寒さに強い反面、暑く湿度の高い環境ではすぐに枯れてしまいます。

根際から生える葉は羽状に裂けて、円座形になります。
茎につく葉は深く裂けて細長く、向かい合って生えます。
葉の表面や縁には長い毛が生え、裏面には短い毛が密生し、葉脈の上には長い毛が生えます。

真っ直ぐ伸びた茎の先に直径は3cmから5cm程の花を咲かせます。
外側の花びらは放射状に広がり、中心部には小花の集合体が咲く特徴的な花です。
一輪でも複雑な表情を見せてくれます。
園芸品種も多く存在し、花色は紫、赤、白、ピンク、黄色などと多彩です。
ユニークな花形とソフトな色合いが魅力で、風に揺れて群れ咲く様子には、自然な風情が感じられます。
古くから俳句にも詠まれ、秋の季語ともなっています。
小花が集まって大きな頭状花を形づくり、外側の花弁が大きく広がるのが特徴です。

◆花言葉

・わたしはすべてを失った、未亡人

花色の紫色が西洋で悲しみの色とされ、伴侶を失った未亡人に贈る花とされていることからつけられています。

・朝の花嫁

アメリカのお花屋さんがmourning bride(悲しみの花嫁、喪中の花嫁)を、発音の似たmorning bride(朝の花嫁)と、良いイメージで呼んだことからつけられています。

・恵まれぬ恋」「不幸な恋

西洋の片思いの伝説からつけられているそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと水はけのよいことが大切で、多くのものは比較的冷涼な気候を好みます。
高温多湿では株が弱り、枯れやすくなるため、多年生のものでも多くは一・二年草として栽培されます。
耐寒性は強く、よほどのことがないかぎり防寒の必要はありません。

・水やり

根が張るとかなりの乾燥に耐えられます。
多湿に注意し、鉢では用土が乾いたらたっぷり水やりします。

・肥料について

植えつけ時に腐葉土などを混ぜておけば、それほどは必要ありません。
秋と春、気温の低いときに、緩効性の肥料を少量施しておくとよいでしょう。

・主な病気

多湿や風通しが悪いと葉にカビが生える灰色かび病が発生しやすくなります。
初期の症状は葉や茎にシミのような斑点ができるので、感染したと思われる箇所は早めに切って取り除きます。
病気が株全体に広がると、治療はできないので、株を土から引き抜き処分します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸