今日は5月9日。
アイスクリームの日だそうです。
1964年のこの日に東京アイスクリーム協会(現・日本アイスクリーム協会)が記念事業を行いました。
これに関連し、諸施設へアイスクリームをプレゼントしたことから、翌年からこの日を「アイスクリームの日」として、各種のイベントを実施するようになったことが由来です。
これ以前より、1869年に町田房蔵が横浜の馬車道通りに開いた「氷水屋」で日本初のアイスクリーム「あいすくりん」が製造・販売された日を記念した「アイスクリームデー」の名称で、PRを兼ねて社会奉仕が行われていた。
ただ、これについては旧暦6月(新暦7月)にあたるとする説があるそう。
そんな5月9日の誕生花は、
「ハナミズキ」
というお花です。
今日はこのハナミズキについてご紹介します。
◆特徴
ハナミズキは、ミズキ科の落葉花木で高さは10mほどです。北アメリカ原産でアメリカを代表する花の一つでもあります。
日本に入ってきたのは明治45(1912)年のこと。
当時の東京市長・尾崎行雄がアメリカ・ワシントン市の親日家たちにサクラの苗木を送った返礼として、大正4(1915)年に日本に送られてきました。
桜が開花し終わった時期に花を咲かせるハナミズキ。
見ごろは4月から5月にかけてです。落葉樹として知られているハナミズキですが、10m以上まで生長します。
極端に寒さの厳しい地域では生育が見られませんが、大抵の場所なら育てることが出来ます。
分布も全国各地で確認されています。
ハナミズキの葉は、枝の先に楕円形についています。花は、桜の様な形に見えますが、花弁が付いているわけではありません。
花に見える部分は、花弁ではなく、葉が変形した総苞(そうほう)、です。実際の花弁は総苞よりも中央にあります。
ハナミズキの寿命は桜と同じく80年程度と言われています。
ハナミズキは花だけでなく、秋になると一斉に紅葉を始める姿も魅力のひとつ。
真っ赤に紅葉したハナミズキの葉は一枚一枚の大きさが6~10cmほどあるので、木が真っ赤に覆われたように見えます。
ハナミズキは幹が細くまっすぐなので、葉の紅葉がより目立ちます。
観賞期間が長く、自然に樹形が整う木であることから、街路樹、公園木のほか、個人庭園のシンボルツリー、景観木としても広く利用されています。
TOPIC:よく似ているハナミズキとヤマボウシの違い
ポイント1.花びらの形(花の下の葉の形)が異なる
よく似ているヤマボウシとハナミズキの花。
↑ヤマボウシの花しかし、よく見ると違いがあるのがはっきりと分かります。
ヤマボウシの場合、花びらは全体的に尖り気味の形を示します。
しかしハナミズキの場合は花全体がまるく、かつ桜のように先端に切れ目があるのが特徴です。ポイント2.開花時期の違い
ヤマボウシとハナミズキ同じ時期に咲いていそうですが、実は開花時期が少しだけ違います。
ハナミズキの開花時期は4月下旬~5月上旬ですが、その後の5月中頃から咲き始めるのがヤマボウシです。ポイント3.葉が先か、花が咲きかの違い
ハナミズキは花を先に咲かせるのに対し、ヤマボウシはまず葉が芽吹いてから花の準備をはじめます。
◆花言葉
説明
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日がよく当たるやや乾燥した場所で、幹に西日の当たらないところが適しています。
土壌は、通気性、水はけがよい肥よくな土を好みます。
・水やり
地植えのハナミズキは、根付いてからは特に水をやる必要はありません。
ただし、真夏の暑い時期は土が早く乾燥してしまうので適度に水をやるとことで元気な姿を保つことができます。
まだ鉢植えのハナミズキは、土が乾いたらたっぷりとを目安に水やりをしましょう。
・肥料について
追肥を行うのは主に鉢植えのハナミズキです。
まだ生長途中なため、沢山の養分を必要とします。
特に必要なのは、花が咲くまでの9月~2月の間。一か月に一度程度で良いですが、追肥を行うと大きな生長が見込めます。
・病気と害虫
病気:紋羽病、うどんこ病
固まった土壌や過湿になると根に紋羽病が発生します。
水はけや通気不良に気をつけてください。
また、新葉が開いたあと、梅雨どきにうどんこ病が発生します。
害虫:コウモリガ、アメリカシロヒトリ
発見ししだい捕殺します。
主な引用・参考元
・LOVEGREEN