GoPro

【分解レポ】GoPro用ワイヤレスリモコン スマートリモート

以前GoProHERO7を購入した際にちらっと取り上げたGoProをリモコン操作できるアイテム、「スマートリモート」。
その後iPhoneとの連携が煩わしくなり、購入しました。
使っていくうちに不便なことが1つあり、それを解決するべく分解・改良することにしました。
今回はその模様をサクッとご覧頂きたいと思います。

■スマートリモートって何?

スマートリモート

スマートリモートとはGoPro純正アクセサリーとして売られているその名の通りGoProをリモコン操作できるスグレモノ。
GoProはもちろん防水機能を有しています。
ですが、お使いのスマホによっては防水でないものもありますよね。
このスマートリモートも防水機能を有しています。
ですので、リモコンとGoProをセットで入水させることが可能になり、よりアクティブにGoProを使用することが出来るようになります。
また、操作可能距離が180mとかなり長く、離れたところでGoProを操作することもできます。
もっともどちらも身につけている場合がほとんどでしょうが…
さらに、このスマートリモート1台に最大で10台のGoProをペアリングさせることができ、様々な視点からの撮影を可能にします。
出来ることは、撮影モードの切り替えや簡単な設定です。
少々見にくいですが、液晶もついているので、GoPro本体が離れている場所にあっても設定を確認・変更ができます。
ところでこのリモコン、お値段がこの手の機器にしては高額で、10,000円(税抜)という強気な価格設定。

GoPro純正のアクセサリーは総じて価格が高額で、恐らくこれにはGoProPlusというサブスクに入会させようという狙いがあると思われます(個人的主観)。
というのもこのGoProPlusに入会すると純正アクセサリーが定価の半額で購入することが出来るためかなりおトクなのです。
そのほかにも無制限クラウドや修理保証などのサービスが受けられ、月額600円です。
なんとも高いとも安いとも言えませんが、途中解約をすることも可能で、GoProを使っていくのであれば入会したところ。

■使っていくうちに出てきた不満点


そんな便利なスマートリモートですが、使っているとやや不便に思えてくることがありました。
とはいえ少々特殊な使用方法をしているため、スマートリモートを使う人が必ず不便に感じるかといえばそうではありません。
私はスマートリモートを主に3wayに巻きつけて使用しています。

これに一度巻きつけてしまうとスマートリモートの充電ケーブルを差すことはできても引き抜くことができません。
というのもスマートリモートは充電ケーブルを差した場合に、抜く方向に対してロックがかかるように設計されています。
これがなかなか不便で、固定で運用するか上手いこと抜き差しが楽になる方法はないかと考えていた訳です。

■いざ分解!

何はともあれ分解しなければ始まりませんので、サクッと分解。

ネジ固定箇所

幸いにも四隅の六角ネジ4本で固定されているだけですのであっさりと分解は完了。

ネジの大きさ

ネジの大きさは1cm程で結構硬く締まっています。
ネジを4本外すと本体が2つに分離します。
さらに基盤の付いていない片方のバンドを固定できる穴が空いている部品は2つにさらに分解することが可能です。

分解後の写真

マイナスのドライバーなどを当てると比較的簡単に分離できます。
これを分離すると問題のストッパーの部品へとアクセスできます。
予想はしていましたが、やはりスプリングで押し出しているだけの簡単な仕組みでロックをしていたようです。

ロック機構の説明

ロック機構そのものを取り除いても良いのですが、それだと見た目があまり綺麗ではないので、スプリングを外すだけの処置としました。
外したスプリングは小さい部品ですので、戻したいと思った時に無くなっていると困るので、絶縁テープで巻き巻きした後、ケース内のスペースに収納しておきます。
こうすることで、次に分解した時にパーツが無くなっているということを抑止出来ますね。
電気系統への影響を避けるため、絶縁処理は確実に行いましょう。
スプリングを外せば基本的にロック機構は動作しないので、分解したケースを元通りに戻して完了です。

■最後に

今回はGoPro純正のスマートリモートの分解について簡単にご紹介しました。
もしロック機構の解除以外でもスマートリモートを分解することがあれば分解自体は簡単ですので気軽に取り組んでみると良いかと思います。
今回は取り上げませんでしたが、内臓バッテリーの交換も部品さえあれば出来そうですね。

※分解のやり方によっては保証対象外になることがあります。また、どのような分解にもリスクが伴いますので、実施する際には自己責任にて実施するようお願いいたします。