5月

5月24日の誕生花〜バーベナ〜

今日は5月24日。
伊達巻の日と呼ばれています。
厚焼き卵などの寿司具を製造する千日総本社が制定した日で、伊達巻の名前の由来という説のある伊達政宗の忌日(旧暦5月24日)が由来だそうです。

そんな5月24日の誕生花は、
「バーベナ」
というお花です。

今日はこのバーベナについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

バーベナ

バーベナは、北アメリや南アメリカの熱帯地域及び亜熱帯地域に自生しているクマツヅラ科クマツヅラ属の植物です。
世界中には250種類程の野生種が分布しています。
日本でよく流通しているバーベナは、アメリカ産の品種を掛け合わせてできた園芸品種です。

バーベナはバーベナ属の園芸品種の総称でビジョザクラ(美女桜)とも呼ばれています。
品種によって、耐寒性がなく一年草扱いのものと、比較的耐寒性があって多年草(宿根草)となる品種があります。
どちらも桜形の小花をこんもりとした花を花笠状に咲かせます。
最近は宿根系バーベナなどの園芸交配種も作られています。
這う性質のバーベナは、グランドカバーとして花壇植えコンテナ、ハンギングなどにも利用できます。
ハーブのレモンバーベナは同じクマツヅラ科ですが属が異なる落葉低木で別の植物です。

たくさんの品種があるバーベナは、品種によって、1年草・多年草(宿根草)、匍匐性・立性と、生育のリズムや生長の仕方がまったく違います。
花丈も匍匐性のものは15~20cm、高性のものは1m50cmほどに生長します。
購入したバーベナが、どのタイプのものかを調べてから、植栽する位置などを決めることが大切です。

バーベナはハーブとしても使用される植物で、お茶やアロマテラピーなどにも用いられます。
ほんのりレモンの香りを漂わせることから、レモンバーベナといわれています。
フランスのカフェでは定番メニューとして登場します。

◆花言葉

・魅惑する

予言や呪術の力を高める目的や媚薬として用いられていたことからつけられたとされています。

・魔力、私のために祈ってください

昔から神聖な植物として扱われ、宗教儀式や呪術、民間のおまじないなどに使われてきたことにちなむと思われます。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと風通しのよい場所で育てます。
酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を加えてよく耕しておきます。
また、乾燥には強い一方、多湿を嫌うので、水がはけが悪い花壇であればパーライトなどを加えて土壌改良します。

・水やり

庭植えの場合は、植えつけ後にたっぷりと与えたら、その後はほとんど不要です。
しかし、真夏に葉色が薄くなるほど乾いたときには、たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。

・肥料について

鉢植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ、庭植えの場合は1㎡当たり100gぐらいの化成肥料を施しておきます。
その後は定期的に固形肥料を置き肥するか、液体肥料を2週間に1回程度施します。

・病気と害虫

病気:うどんこ病

春と秋に、葉や茎が白い粉をかぶったようになるうどんこ病が発生しやすいので、株が蒸れないように注意します。

害虫:オンシツコナジラミ、ハダニ

オンシツコナジラミとハダニが発生しやすいです。
特に高温乾燥時にハダニがつきやすく、葉がかさかさになります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸